世界のキナ臭さが一層増している。米中覇権・貿易戦争はヒートアップして行くばかりだ。中国の人民元安に対向して米・ドル安の動きも出ている(輸出側が得する)。金融戦争にまで発展するのか。トヨタは真っ青、1円で数億動く。収益下方修正を行った。米中戦争に加えて、日韓貿易紛争。日本大手の部品供給メーカー収益は軒並み40%ダウン。トップの意地の張り合いで経済悪化を招く。その分、化石燃料使用量が減り地球には優しいか。化石燃料権益で国が支配されているアメリカでは温暖化対策が進む訳が無い(中国は一応、10年位前から取り組みヨーロッパの対策意識は高い)。中国が伝家の宝刀「レア・アース」(ハイテク・パーツに欠かせない物質でシェア90数%と市場独占)の輸出規制を切り札として出して来ないのは、「タイミング」を見計らっているのか、自国の損害での自粛か、お互いに致命には至らない水面下の交渉がなされているのであろう。トップは国民の反感を買わなければ良い事である。
米・トランプ氏の世界的評価も固まった。10年単位後、資源不足はま逃れない。世界が物資を流通し合わないと生活が成り立たなくなる。そう言う意味で中国の一帯一路は必要だ。保護主義よりグローバル化に立ち返る必要性が出てくる。オバマ氏(民主党)はその方向を向いていたのだが、トランプ氏(共和党)が全てぶち壊し真逆の政策を取っている。声高々に「アメリカ・ファースト」を掲げ、アメリカが一番、他の国はどうでも良い。しかし、トランプ氏の政権持続目的と言う立場であれば、彼の行っている事は早く成果を出すのに有効な方法である。世界損失に向かうトランプ政権持続を望んでいる人は米内で得する人だけだ。自国で場所が無い物だからブラジル政府を買収し近年、アマゾンの森林が既に20%伐採され牛の酪農場所になっている。エグイ自然破壊で地球の循環作用を損なう。こんな事する国は聞かなくても決まっている。
ブレグジッド(英・EU離脱)も米中戦争と共に世界経済に悪影響を放っている。メイ首相は一人で自分以外全てを敵に回し、良く戦ったものだ。そこには常に相手との協調と言う理念があった。女性らしいとも言えますね。後任のジョンソン氏は強硬派で時期が来たら「合意なき離脱」、やっちゃうでしょうね。英からは経済を支えていた一環の大手企業や安い外国人労働者が去って行きマイナス成長が続く。それらはドイツにも流れ、ドイツはプラス成長を続けていたが、米中経済戦争の煽りを受け遂にマイナス成長に転じた。イタリアも同様。かろうじてフランスがプラス成長を保っているがヨーロッパ全体、米中経済戦争の影に覆われて来た。これらは又、世界経済に悪影響を及ぼす。
後、~30年後、世界人口は現在の73億人から100億人に増加されると言う。格差は益々広がり、前に述べた資源、水が干上がり、食料不足を向かえる。その為に人類は益々、自然(地球)を破壊する。最近、世界ニュースでは益々(毎日の様に)、地球温暖化が取り上げられている。外を歩いていても「何だコリャー」と口走ってしまうほど暑い。前記事で最高気温40度超えはそう遠くは無いと述べたが、本年、新潟県上越市で最高気温40度台に乗ってしまった。熱中症での死者も後を絶たない。北極では日本の6倍もの面積の氷山が溶けたと言う。これは地球を冷やす循環作用が著しく損なわれる。氷に埋もれていた動物の死骸、病原菌が運ばれる。海面上昇で土地が沈む。もう、加速領域に入っているのでしょうね。暑さで外に出れず仕事もレジャーも衰退、産業破壊である。表面化して来た段階では「時、既に遅し」。科学者の説では空気中の二酸化炭素量はもう取り返しのつかない割合になってると言う人もいる。ブラックホールの写真を取るのに100年かかった人類。地球脱出(一部の極限られた富裕層)よりも間違いなく地球が焼ける方が早いですね。何とかなるのは後数十年と言ったところか。そこで、地球の循環作用に目を向けて見よう。