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Channel: MB マッスルバックアイアン名器巡り
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本場福井・日本海越前ガニ旅行(後編)

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「さかなまち」に着きました。入り口から見た建物は冴えないが中は広く活況を呈していた。私はそんなに鯖寿司が美味いなら試食で2~3個、味見を考えた。

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早速、鯖寿司の試食を出来る店を見つけ2個試食。流石に店主さんの前で購入意欲無しバレバレでバクバク食べ難いので時間差を設け、もう一個食べた。味は普通に美味い。口の中でトロけて広がると言う物は無かった。お袋、嫁はトイレに行っていたが、モタモタしている。下手するとこの広い市場でうろつき、鯖寿司の試食のタイミングを逃しかねない。トイレから出て来るのを待ち、真っ先に鯖寿司試食コーナーに誘導した。海鮮丼を始め色々な出店があったが、これから越前ガニのご馳走にありつくのに、ここで腹を満たす訳には行かない。土産に買うほど魅力的な物は無い。今回、越前ガニが目当てだ。
 

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道路の標識に敦賀の地名が出て来た。ようやく福井に入ったな。福井県はもんじゅを始め原発施設が多く国の助成金で潤っていた時代もあったが、現在、福井原発稼動は止められている。実は私も20代の頃、雪の敦賀原発にこもり仕事をした事があった。その時に右足の指、付け根に神経痛を煩ってしまったが約40年経った今でも治らず残っている。治らないんですね、神経痛って。それにしても越前海岸沿いの宿、レストランを含めたカニ料理屋の数は尋常ではなかった。

 
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さて、海の台所・宿かり屋と言うところに着いた。この店は賢い。店の真ん前に大きな駐車場がある。いくら美味しい所でもバスの止め場所が無ければ観光客等の大量客は見込めない。この場所は、大きな防波堤があり3~4階じゃないと日本海を一望出来ない。当然、HISは3~4階に席を取っていたが、座敷席になってしまう。我々だけお袋が超高齢の為、座敷席では身体がキツク、1階のテーブル席となった。日本食事の後でユックリ見れば良い。気が利いている。
 
 
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「出たー、越前かに、、うまそーーー」。コースは写真のみならず、後から蟹グラタン、蟹雑炊と色々、出て来て丁度良い満腹度となった。「それにしても、美味いわーーー」。トレットレッの蟹刺。タグ付き蟹はここで取れた証明。甘味がある上、身が引き締まっている。こんな美味い姿蟹は何も付けず、そのまま食べた方が美味い。本物に余計な物(飾り)は要らない。良く大阪で美味いたこ焼きやお好み焼きが有るのに焼き手が鈍感でソースをベッタベタにつけ味を飛ばしてしまっている店は多い。ここの店の多種カニ料理の味付けは出しゃばらず、素材を生かすさじ加減も素晴らしい。「満足した」。
 
食べ終わった後でお袋に感想を聞いてみた。太平洋と日本海では、種類の違いも有るが、もう蟹の身自体がまるで違うらしい。三陸海岸の蟹は身が「プリップリッ」でご飯とおかゆの違いの如く、まるで歯応えが違い、お袋には物足りなさを感じたらしい。私は「たまには日本海蟹も言いやん」といなして会話は終った。私はせっかく越前まで来たのだから「そば」を食ってみたいと強く思っていた。

 
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防波堤の隅まで少し歩き、目の前一杯に開けた日本海を一望した。海の青が深い。天候が荒れれば、石川さゆりさんの「津軽海峡冬景色」が心の中で聞こえて来ると言った感じだ。次の楽しみは日本海沿いに位置された露天温泉だ。私は運良く主に仕事で日本全国(行っていないのは九州のみ)の郷土料理や温泉を楽しむ事が出来た。しかし、海岸に面する露天温泉に入った事が無い。一度は入って見たいと思い、案外、楽しみにしていた。相変わらず、女性群は食べる事しか興味が無く、それ以外はバスから出ない。それなら都会の料理屋で蟹を食えば済む話である。「たまには家から開放し自然の美しさや美味しい空気を」と言った私のサービス精神がこの人達の前では利いておらず空振りになっているのか。しかし、お袋などは我が家の定期グルメバス旅行が楽しみになっている事が分かる。今まで色々行き過ぎるほど連れていっている為か、嫁はもっぱら、食い物目当ての様だ。


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本日、最高のツーリング日和となったが予測できた人僅かだった中、ツアラー発見。確かに越前海岸沿いのツーリングは最高だろう。「気持ちが分かる」私もバスを乗っていてそう思った。

どんな露天風呂かと思ったところ道の駅だった。HIS浮かしてるな。しかし、建物はどうでも風呂が良ければ良い話。私は一人で露天風呂に向かった。ブログ掲載の為、根性でカメラを風呂に持ち込んだ。
 

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綺麗だなーー。太陽光を全身に浴び、体内からストレスがフワッーーーと消えていった。地球生物の根源は太陽エネルギー、酸素、水によるバクテリアが最初。このバクテリアの共食いで消化し切れず2体が融合したバクテリアの変化が起こった。そこからどう動物まで進化したかは謎のままである。体調の悪い時には室内で寝ているだけでは無く、この生命の根源とも言える太陽エネルギーに身体を晒す事だ(日向ぼっこ)。身体の中からアクが抜けて行きエネルギーが宿る様な体感が出来る。命の洗濯と言うやつだ。

ちなみに今見ている太陽の光は8分前の物。太陽の光が地球に届くまで8分かかるのである。太陽は水素を主体としたガス惑星。コアでは水素同士が太陽の重力により核融合を起こし(陽子同士は反発するが強烈な太陽重力により融合が可能となる)ヘリウムが発生しそれが光子を生む。作られた光子が太陽の表面に出て来るまで数万年から数百万年っているのである。仮に地球をソフトボールぐらいだとすると月はボルフボールぐらい。太陽はアドバルーン以上。地球の百万倍の質量がある。位置関係を述べておくと天の川銀河の直径が10億光年(光が1光かけて進む距離が1光年で9兆4600億キロ)で天の川銀河中心から2億5000万光年のところに我が太陽系が存在する。銀河系単位は天の川銀河以外、有名なところでアンドロメダ銀河を始め2兆個の数があると言われ、その先にも違う単位が幾層にも広がって行く。・・宇宙の話は別の機会に移そう。流石に逆光撮影に対応出来るカメラではない。ポスターでカバーする事にした。

さて、これで旅行工程は終わりか。今回も気楽に行きたかったので工程確認は行っていない。バスに戻ると次は未だあり、それがそば屋と知り喜んだ。蟹の食事開始が13:30。道の駅15:40出発で1時間ぐらいかかると言う事で小腹も空く頃か。そばは入るであろう。
 
 
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16:40頃、越前そばの里に着いた。そば製造工程を窓越しに見える様になっている。信州で見飽きた光景だ。試食用の一口そばが配られた。歯応えがガムを噛んでいる感じ。最悪のフニャフニャ、ピショピショでも無い。味は中々。「ヨシ、店内で食おう」。嫁と共に心は弾んだ。席に着くと店員さんの反応がオカシイ???。声を掛けると16:30でオーダー・ストップらしい。「馬鹿野郎!!!HIS」。数十分遅れの工程である。しかし、この店も商売っ気が無い。「フゥーー、タイミングが悪すぎる」。物事成すのにタイミングだけでは無いがタイミングは非常に大事なファクターである。

 
「タイミング」で米トランプ大統領を思い出した。彼は言う事やる事が面白く随分前から注目を続けている。最初は言う事、やる事が極端で馬鹿扱いされていたが、実は彼のやり方は目的達成で最速の方法を取っている。見える人はもう分かっているであろう。そもそも馬鹿でアメリカ大統領になれるものではない。流石に元事業家、彼はタイミングを逃さない行動、打つ手がすこぶる早い。現在、中間選挙で共和党過半数の議席が取れず、以前より周囲から規制がかかっていますね。当初は横暴ぶりも目立ったが(米大統領権限として認められている)、ある程度の独裁性は必要でその方が物事早く片付く。一人一人の意見を聞いたり反対派を説得して使うより自分の言う事を聞く人間を使った方が上手く、速く行く。

彼はアメリカ国民の不満を餌に躍り出たが、それは自分の目的達成において目の付け所が良いと言う事になる。彼の行動原点は自分の政権持続、長期化だ。アメリカ・ファーストを掲げ、トランプ・ファーストと言う人も多い。私もその意見に異存は無いが、私はたぶん彼は米大統領の地位を保つ事で自身が世界NO1の男であると満足出来るのではないかと感じている。方針は得する人と損する人が真っ二つに分かれる。得する人はトランプ氏を支持し、損する人は反トランプ派となる。トランプ氏に限らず誰が何を言おうと支持は半々ぐらいになるものだ。アメリカの力が弱まって来た現在、世界中の他国がどうなろうと知った事では無いのは当たり前の話である。他国と協調を取る事や周囲の目を気にして踏み切れないのが普通の中、トランプ氏のやり方は徹底している。

本当に頭の良い人はシロウトにも分かり易く相手の立場になり噛み砕いて説明する事が出来る。最近、日本でノーベル賞を受賞した本庶佑さんの説明なども実に分かり易い。中途半端に頭の良い人は専門用語などを用いたり、わざわざ事を難しくしたり、シロウトには理解不能な説明しか出来ない。トランプ氏の優れたところは自分のやっている事が中学生でも良く理解出来る事だ。先日、民主党台頭者の吹雪の中での温暖化対策演説に対しトランプ氏は「タイミングが悪いネ」と一言。この演説者を一言で馬鹿にしてしまうウェットの利いた皮肉の一発には笑えた。アメリカ国民からすれば頼りになる人になるでしょう。

日本に取っては押しの強い人から武器購入をごり押しされ良くは無い。米中覇権争いでは米につかざる得ないが、地政学的にアジアに位置する日本に取って良い事は無い。誤魔化し中国と上手く付き合わなければいけないが、自国が支配していた朝鮮に手こずっている様では期待できない。それより、他国から経済援助以外の用は無く、重視されていない日本外交より国内優先。日本もトランプ氏みたいな人が出て来てアメリカからの武器購入を止め、社会保険の予算を増やしてくれる人が出現して欲しいですね。


いよいよ旅行も工程終了。梅田に向かった。私は梅田から自宅までの運転があるので寝たかったが中々、寝付けず珍しく嫁と長話を交わした。重ね合いながら培った年輪。やはり嫁の温かさ、一緒に居る時の私の落ち着き具合は他の人間では得られない特別なものである


 
 

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