2014年11月、親父の生命の危機をキッカケに親兄弟家族(病人、障碍者)の面倒を見るのが「今後の私の人生の使命」と考え、自分も倒れるのが分かっていて大阪に戻ってきた。結果、2016年、大阪は仕事が少ないので選べない上、人手不足から一人にかかる負荷が多く、東京時代の3倍はキツいと言える(東京は仕事がいくらでも選べ左団扇だった)。キツイ仕事、家族の面倒、心労から先ず疲労困憊で倒れ、帯状疱疹(右の下腹部から右半尻までに渡り皮膚がただれる重症で、寝れないほどの痛みが3ヶ月続く残虐な物。神経痛の後遺症が残り、寒くなり再び痛みが出だした)にかかり、糖尿病に続き、元々あった高血圧が再発し今年は7ヶ月間、倒れており、8月、帯状疱疹の傷がやっと乾いた後、引き続き食事が取れず水もお茶も飲めず今まで進んで飲んだ事の無い牛乳がやたら美味しく感じられ1日4L飲んだ。通常、人間が1日で摂取出切る量ではない。遂に、立っていられなくなり、救急車で運ばれた。
それが幻覚で見たものが面白い。見た事の無い美女が次から次に限りなく登場して来るのである。病院でも食事が取れず点滴で栄養補給したが寝付けず「明日生きているのかな」と久々に死の恐怖を味わった(今まで数回有る)。「命の絆はナース・コールの押し釦となった」。そんな中でも私の脳は無意識にゴルフ・スイングのイメージが何度も何度も繰り返されていた。それにしても、この病院の看護婦さんは年齢問わず粒揃いな上に優しくて本当に天使に見えた。この病院は自宅から近く、主治医の先生が外科、内科の両刀で優秀、人間的にも人物で随分、勉強させられた。その先生から糖尿治療の一環として水泳を勧められた。水泳は海軍の親父からスパルタで叩き込まれた上、中学生時代も水泳部だったので得意だ。退院し筋肉が削ぎ落ちヘ体重が10キロ落ち、体力的にヘロヘロの私は体力、筋力アップの為、自宅江坂(住所は豊中市)周辺のスポーツ・ジムを調べ3件ある内から一番近いアメニティ江坂内BIG-Sを選び(広い敷地に緑が多く、気持ち良い高級感に溢れている上、駐車料金がかからない)水泳を開始した。このままでは仕事も出来ないし、ゴルフをやるにも筋肉を付けてからでないと関節を痛めてしまう。「水泳を始めざる得なかった」。糖尿病は優秀な医師の的確な指示、嫁の徹底した食事管理、私の水泳努力が三位一体となり、入院患者では見られない回復振りで血糖値は以前より通常に戻っており、インスリン注射を止め薬の治療になるのは時間の問題だ。
私は本ブログでも紹介したが水泳の効果は著しく「半年も続けれはDG装着のMBを再び振り回せるかもしれない」と言った。50前半では100ydをSW(56度)で打っていたのが病気で倒れる前の58歳では100ydがPW(49度)でないと届かず(ロフト的に2番手落ちているのでDR飛距離は40yd落ちている事になる)飛距離の衰えが遂に来たかと思い軽いクラブを物色、購入しDG装着の2番アイアンから揃った名器MB群を全て売り払ってしまった。まさか、この歳でDG復活するとは思わなかった・・・。。。今あるアイアンは軽量スチールやライフル、プレシジョンFMの5.0~5.5クラスだ。5番アイアン重量で言うとDGクラスで430~440g、ライフル、プレシジョンFMの5.0~5.5クラスで420~410g半ば、軽量スチールで407~400g弱と言うところだ。
水泳効果は私の想像をはるかに上回った。下半身が弱く(交通事故でやられた)未だにクロールでのバタ足は水しぶきが上がらず、次のステップである背泳ぎまで進めていないが、背骨を軸とし踏み出した足に体重を乗せ支点とし上半身を左右に回しながら背中、肩、腕、手首で水をかく水中ウォーキングは腹筋と背筋を主体とした体幹が想像以上に鍛えられている筈だ。私の予想の半分の期間、水泳開始3ヶ月で、現在所有のライフル、プレシジョンFMの5.0~5.5装着で420gのMBが軽くなってしまったのだ。私はDGでスイングを作って来たし、タイミングもDGで作られた。現在のシニア期のニュー・スイングは切り返しが強く腰の強いDGが今すぐ欲しい。身体を壊さない様、このまま水泳を続けて行けば50代前半の飛距離を取り戻せる可能性はある。と言う事は「ツー・アイアンの復活だ」。
60前のオッサンかジジィか分からないがDG装着のツー・アイアンをぶっ放すとは中々面白い。今の私からすればそんなに特別な事では無いが、カーボン・シャフトのアイアン使用が私の年齢では一般化している現代では考え難い事であろう。「規格外」。希代のゴルファーとなってしまいそうだ。今回ではDG購入に至った経緯の話になったが、60前でも考え方、行動次第でDG装着MBや「ツー・アイアンも使用可能」と言う事だ。次回から本題に入ろう。