それは「ミズノ・プロTN-91」である。「ミズノ・プロTN-87」の素晴らしさは認めるが左右の両面性がある事と、似ていないと言う人もいるが、デザインがベン・ホーガン「パーソナル」のパクリだ。私はトウ側を削り捕まるイメージがある物よりウィルソン・スタッフのダイナパワード・バランス方式の様に逆にトウ側がヒール側より肉厚になっている方が好みだ。「ミズノ・プロTN-91」は無骨で何の変哲も無いデザインが逆に格好良さを引き立てる。現代、「柔らかい、柔らかい」と喚く打感の中、シッカリ目で太く分厚い、正に男気溢れた魅力がある打感、構えた時、引き締まる。グリーンに向かう時「勇ましい」気分にさせてくれる(レンジでの試打経験から)。そして、弾道の美しさでは右に出るアイアンが無い「ミズノ・プロTN-87」の弾道が出せるとのフレコミだ。
このMBはDGS400等、重いシャフト装着が通常だがDGS200の物件が遂に市場に出た。価格は少し高いが、私は出品者に5Iの総重量、長さ、バランスの質問を入れた。回答があったが、DGS200の割に総重量が重たい。このMBの長さは標準37.5インチだ。バランスは計測不可で回答が無かったが、他のTN-91出品データから察するに、たぶん「TN-91」はヘッドが重たいのだ。私は総重量の重さとたぶんD2を超えるヘッド・バランスの重たさで入札を取り止めた。物理的に、シャフトが軽くなればヘッド・バランスは軽くなるが、必ずしもそうとは限らないのがゴルフ・クラブの奥深いところ。いずれにせよ、このアイアンは全体的に重い事が分かり購入は取り止める事にした。
となると、ミズノでは最後の2I設定の有る2000年代、やはり「ミズノ・プロMP-33」か。私のベスト・スペックに適合する「ミズノ・プロMP-33」は多い。今年、病気で倒れる前DGS200装着の「ミズノ・プロMP-33」を売却しライフル装着の「ミズノ・プロMP-33」を買ったと言うのに。「又、DGS200が必要になるとは・・・」。
以前なら当たり前の様に使っていたタイプの「マックス・フライDP-501」は芯が点で練習には最適だがラウンド使用では極端過ぎて考え物だ・・(即答で「コイツ」で行くと言えるほど自信がつけば良いが)。「スポルディング・トップフライト」はヘッドが軽すぎてDGの割りに少し軽いが球は良く上がりそう。「ミズノ・プロMP-33」のDGS200を又、買うか。いずれにせよ、打ちっ放しで弾道を見てからだ。今後、私の身体、体力、パワーがいつどうなるか分からないので、現所有のアイアンは処分しない事にした。