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Channel: MB マッスルバックアイアン名器巡り
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ミズノ・プロMP33 DGS200エース決定。

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この3日間暑さの中、仕事で猛爆な激務が続き身体は疲労困憊、アチコチ痛む。手も足も腰も。こんな時、ゴルフ・ショットしても(私の場合)下半身は動かず良くは無いだろう。言わば悪い状態。これはショットを見るのに最高の状態とばかり1週間ぶり、ロッテ葛西にDG装着アイアンを打った場合の弾道の確認に行ってきた。自分の中ではDG S200やR400なら振れる、打てると身体が分かっていた。持参クラブは5I換算430gのMP33、T-ZOID TRUE、440gのマグレガー・ターニー・クラシック。430gのウイルソン・スタッフPi5(全英オープン選手権と全米プロ選手権のメジャー2大会を征したパドレイグ・ハリントン監修のポケ・キャビ)と410gのBS GR(2007)NS950WFの5種、3,6,9I&ウェッジ。
 
 
結果から言うと「やはりこのアイアンは私に合っている」のかミズノ・プロMP33が1番打ち易く扱い易く打球も集まる。本日のMP33での練習は160ydのピンを狙うレベルまで進み、スライス、フックとインテンショナル・ショットの練習まで進んだ。440gのマグレガー・ターニー・クラシックも打てたが、やはりMP33に比べると難しいのは否めない。MP33はMS11の打ち易さを経て出来て来ただけあって、やはり昔のMBより打ち易く進化している事がパワーが落ちて分かった。怪我前と日米MBの立場は逆転し、私の意志はMP33に伝わり、痒い所に手が届くほどコントロールし易かった。飛距離は通常5yd、平均7yd、MAX10yd伸びた。
 
 
意外でしたが私が「MBは難しいのに。。イイカッコして使っている」との見方がある事を知りました。まったく違う場所での話ですね。MBで育ち何十年もMBを打ち続けている私に取っては簡単と言われるCBよりMBの方が打ち易く、扱い易いのです(同じ意味でCB育ちはMBが使い難いと思う)。猛烈にフェイスの向きに対し直進性が強い現代のCBは逆にコントロールし難く意志が伝わりにくい。多くの人が言われる芯を外した時のリスクがありますが、私はそんな事は考えていません。芯を大きく外した時の痺れる様な手の痛み、ダウン・ブローとばかり地球と格闘し(大ダフリ)手首を痛めた時期を何十年も前に通り過ぎて来ています。悪くても飛距離に大きく影響するほど打点が芯周辺から外れないのです(影響しても5yd)。
 
 
操作するにしてもCBはデジタル的にONかOFFでコントロールしなければなりません。MBはアナログ的にON-OFFの中間が出せる。だから、CBよりはるかに数ヤード刻みで操作のコントロールがし易い。
 
 
重量にしてもそうです。振りきれる範囲で重たいクラブを使う方が語る必要が無いぐらいに良く、恩恵も多い。①球質が重くなり風の影響が減る。②飛距離が出る。③スイング軌道が安定し易い。④フェイス・コントロールがピーキーになり過ぎない。⑤身体を使ったスイングが維持でき忘れない。ざっと考えてもポンポン出てきます。何も格好をつける為に重いクラブを使っている訳では有りません。一体、50半ば過ぎた私が誰に対し格好をつける必要があるのか。又、重いクラブを使って誰が格好良く思うのだろうか。
 
 
極めつけはロング・アイアンですね。現代の薄っぺらい板厚でパンチ力の無いCBでは一般人でロフトの立ったロング・アイアンの打球を浮かす事は先ず不可能。だからUTなるクラブの出現は必然だった訳です。CBアイアンはクラブを長くしロフトを立てて重量を軽くしヘッド・スピードが上がる様にしてパンチ力の無さを補い距離が出る様に設定している訳です。知らない人も多いかも知れませんが、これが昔のマグレガー、ウイルソン等トップ・ブレード(バック・フェイス上部)までシッカリ肉厚がありパンチ力も強いと(昔でも国産MBと現代MB群は薄い)セミ・ハードヒッタークラスでも地道な練習を何年も続ければ2番アイアン(ロフト18度)の打球を大空高く浮かす事が出来る。ロング・アイアンを好む私が昔のマグレガー、ウイルソンのアイアンをエースに持って来ていたのも必然と成る訳です。
 
 
そんな事で430gのポケ・キャビPi5や軽量のGRは私の中で淘汰されました。MP33はTN87ばりの二次曲線を描き高弾道を描いた。以前打った抑え気味で放物線的な弾道の印象とは随分違っている。それはアイアンの打音で「ヂィッ」と言う金属音が鳴り始めた私のスイングのパワー、スピードが効率良く、しかも集中的にインパクトでボールに伝達され、綺麗に(入射角)に入って来た為、弾道に変化が出たものだ。世間では簡単と言われていても合わないCBなど使う必要はまったく無いのである。あの難しいミズノ・プロMS-1は通常、中弾道と感じられたが本当にグッド・ショットが出た場合、実は高弾道が出る。難しくて中々、そこまでのショットが出ないので世間でも「中弾道モデル」と表現しているに過ぎない。
 
 
さて問題のMP33での3番アイアン。もう振り遅れで右に抜ける事もなかった。「上がった」。しかし、私の合格ラインには達していない。ロング・アイアンを打つには先ほどセミ・ハード・ヒッター以上を対象にしたがヘッド・スピードだけが速くても手に負えない。ヘッド・スピードに加え「パワー」が必要なのである。何とかゴルフ復帰1ヶ月強と短期間でDG(5I換算:430g)を振り回せるようになるまでこぎ着けたが、3IのみDG SL S300の軽量にリシャフトする事にした。残念だが現段階では軽量スチールでも2番を打てる段階までは戻っていない。5Wのコントロール・ショットでカバーせざる得ない状態だ(5Wが当たり前になると2Iは打てなくなり技術、パワーの衰退が始まる)。行動しないと話にならないがゴルフに限らず人生、「何をどう考えて」行動するかと言うのはその人の人生を決定付けるほど大きなファクター(要素)である。
 
 
都合の良い事に以前5Wは私に取ってスコア破壊クラブだったのだが、現在はすこぶる具合が良い。そんな事でキャディ・バッグに入るウッドは1,3,5番と決定した。FWはキャロウェイ・ビッグ・バーサのシャフト60g台に決定。ドライバーはr7クワッド(380cc)USA市販品(320gぐらい)かミズノ・プロ300S(300cc、320gぐらい)かで調整検討中。
 
 
アイアンは3番がMP33(DG SL S300)、4~9番(DG S200)、ウェッジがリンクス・マスター・モデル(プレミアム・エディション)PW、SW、LW、そしてパターの14本でクラブ・セッティングが決定した。そろそろMP33とMP4の対比は出来ますね。
 
 
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※ MP33をワールド・モデルに入れ、いつ出る70台。
 
練習はあくまで練習。コースに入れば自然環境、傾斜を含めたライ、コースレイアウト等、1度として同じ状況には出くわさないと言っても言い過ぎではないだろう。まっ平らな練習場で何発打ったところでティ・ショットぐらいしか役に立たないかもしれない。自分のスイングが固まってくれば早々とドンドン、ラウンドした方が良い。実践で上手く、強くなるには実践の中でしか磨かれない。掴んで行けない。実践から課題はいくらでも出てくる。そしてその課題に取り組めば良い。
 
只一つ、自分のスイングやショットに自信が持てない状態でのラウンドは上手く行く訳が無く(自信があっても上手く行かないと言うのに)面白い物になる訳が無い。だから打ち込む。私のスイングのバロメータは怪我前と同じ2番アイアンだ。しかし、今は2Iを抜いているのでドライバーの調整が終わればラウンドですね。
  

ミズノ・プロMP33、3番リシャフト完了。

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首記の件をヴィクトリアに依頼し何日か経った。連絡が無い。「遅いな…」と思いこちらから連絡した。作業は終わっていたが、同時に頼んだウッドに装着しようと思っていたグリップ、Winn Neo(スタンダード)の到着が明日になるとの事であった。丁度、バイクの後輪タイヤを2輪館で交換しようと思いヴィクトリアを通るので出来上がったMP33、3Iを引取る事にした。
 
 
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装着シャフトDG SL S300。綺麗に出来上がっていた。「ちょっと打たせて貰えますか」と試打コーナーへ。20球近く打ったがまったく真芯から外れない。「イイ感じだ」。毎日の硬式バットの素振りで軸が安定してきたか。本当に地道な継続は功を奏すものだ。前回打ったBS、CBの「ネチーー」とするほどの柔らかさは無かったが「クッ」と食い込んで来てから柔らかく弾いて行く。変哲の無いデザインに特筆するほどの打感では無いが、それが逆に打ち手に大きなインパクトを与える。厚いインパクト、薄いインパクト、フック等でフェイスとのコンタクト時間が長いインパクト、大き目のスライスで擦った感じのインパクト。ヨネックス、E・ZONEほどでは無いが明確に打球の違いが伝わってくる。ヘッドが小さく一般的にはドロー系と謳われているアイアンだが私に取って左に行き易い事も無く、スライス系が出易いという事も無い。本当に珍しい、いじらず私に合ったニュートラルなアイアンだ。余りに良いので2番を入手し、それもSL S300へと思いたくなるが、今ではもはや3番の飛距離は190yd。風が出たら2番で200ydに満たない。ホーム・コースでは戦略上、余り有効な選択にはならない。「クリークやな」。
 
 
しかし、ヴィクトリアの試打コーナー設置の弾道が画像に出る機械では3番で200yd強出ていた。「嘘やーーーこの機械」。近くにあった試打用のCBの7Iで180yd出る。ロフトを被せて打ったら190yd出ていた。現代クラブでロフトは立っているだろうが、この機械は「おかしい」。打球が落ちたら「フェアウェイキープ」とのアナウンスが流れてくる。7Iでフェアウェイを外す事は希だろうが、この機械は打ち手を気持ち良くさせる意図がミエミエ、露骨過ぎる。現実よりプラス20ydは出ていますね。「乗せられちゃあいけませんね」。
 
 
バイク用品店2輪館の目と鼻の先にゴルフ・パートナーがある。私は前回、r7クワッド(380cc)USA市販品ロフト9.5度で弾道が吹け上がってしまった。カートリッジの組み換えで弾道を押さえ気味にしたが、まだ高過ぎる。ロッテ葛西では海風の逆風が吹いている事が多いので、高い弾道だとからきし飛ばない事がある。私が怪我前、ドライバーの飛距離280ydを謳ったとき、「ロッテ葛西のネットに届くのか」、「スコープで測ったら200yd、俺なら3Iで届くぞ」と随分と色々、批判めいたコメントを頂戴しました。確かに、ロッテ葛西のネットセンターの250ydの表示は大きいかもしれない(最近行ったら看板が撤去されていた)。しかし、サイドから打った場合は。又、気候、天気や空気の質、風の状態等、自然環境はどうなるの?。私自身、アイアン・ショットで確認したところ160ydグリーンの距離は正確。そして、葛西臨海公園の回覧車から確認し、ネットに至る盛り上がりを考えると220~230ydは確実にある。それに海からの逆風が吹けば250ydは簡単に越えてしまう。批判する方は批判の対象より限りなく劣っているのが世の常だとつくづく思わされる。話がそれたが、もうロフトで調整するしかないと同種の8.5度をゴルフ・パートナーに注文。バイクの後輪タイヤ交換で待っている間、ゴルフ・パートナーに向かった。
 
 
r7クワッド(380cc)USA市販品8.5度は55万本を扱うゴルフ・パートナー全国で1本しかなかった。非常に程度の悪い物だったが選択の余地は無い。ネットで調べても他にはなかった。弾道が高過ぎた同種9.5度は350円で買い取ってもらい3000円で購入。
 
 
1本数万円もするドライバーを血眼になって探している方々が多い中、私の欲しいドライバーが3000円とは結構な話である。しかし、コレだけ探してゴルフ・パートナーで1本あっただけとは、まったく需要がないか、持ち手が手放さないかですね。今回の場合は明らかに後者。MB使用軍団の元に置かれていることでしょう。コイツとミズノ・プロ300Sを打ち比べ使用ドライバーを決めるつもり。飛距離、強弾道、安定性、コントロール性に秀でたミズノ・プロ300Sか馬鹿飛びで右ミスが極端に出難いr7クワッド(380cc)USA市販品か。スイングも固まってきた事だしドライバーが決ればいよいよラウンド。しかし、これから益々、暑くなるな…。女子プロ関東大会は、森田理香子プロの応援に行きたいし。その前に仕事があるし、家族サービスもある。「忙しい」。又、身体壊さないようにしなくちゃ。
  

時代が生んだ練習場でのクレーム。

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前回の記事から間が空いてしまいましたが、エース・ドライバーは決定しました。前回、ドロー系馬鹿飛びr7クワッド(380cc)かコントロールと強弾道のミズノ・プロ300Sで考えていたが、アーマックのシャフトが私に合っている事から本間ツアー・ワールド365を購入しこれ等に加えた。TW365は良く飛んだ。しかし、性質的にスライス系が強めで(メーカーの言葉を借りれば叩いても左に行きにくいタイプ)ヘッド体積の割りにコントロールし難い。ミズノ・プロ300SもTW365ほどでは無いが、その傾向はある。クロスのオーバー・スイングを矯正してからスクェア・フェイスでの左ミスはほぼ出ない。自分の欠点を考えると、力んでの振り遅れ、疲れての飛球線方向の軸ぶれ。デカ・ヘッドよりマシだが、いずれも右ミスとなる。そんな状況を作為的に作って打ち、一番ヘッドがついて来て右に出難かったのがドロー系のr7クワッド(380cc)だった。飛距離も一番出易いしコイツに決まりだ。r7クワッド(380cc)でもロフト8.5と9.5を用意したが飛距離は8.5の方が出ている。振れている時(痛めた右肘の状態で大きく左右される)は8.5でそうでない時は9.5.これで自分好みのWinnNeoグリップを帰宅しr7クワッドに装着した。
 
 
アイアンはMP33で決定している。「すこぶる良い」。今回、ロッテ葛西に持参したウイルソン・スタッフ、マグレガー・ターニーの1,2Iの打球も浮いた。練習場に来たとき妙に練習場の緑が鮮やかに見えたが良く見ると鮮やかなグリーン一色に人工芝が張り替えられている。「余計な事をしてくれた物だ」。私は180yd、200ydを人工芝の継ぎはぎをグリーンに見立て打っていたがそれが全て無くなってしまった。まったく同色の緑一色なのだ。飛距離も戻ってきて160ydが7Iで届いた。こうなればバッグに入れるのを2Iか5Wか再度確認しなければならない。しかし、今回ドライバーの決定が主眼で1Wを多く入れて来ていた為、FWは持って来られなかった。ドライバーも楽にネットに直撃する。怪我前に使っていたDR重量より現使用の物は10gダウンしている為、完全には戻っていないだろうが、間違いなく復帰当初ワン・クラブ飛距離が落ちていた頃より飛距離は伸びている。
 
 
アイアンはフック、スライスのインテンショナル・ショット、高低、距離のコントロール・ショットも形にはなってきた。もう、少しでラウンドに入れそうだ。そう思いつつ、ロング・アイアンをウェッジの様に使い低いカット・ボールで左右のグリーンを狙って打っていた時だった(正面グリーンには障害物があった)。隣打席の年配の男性が「人の通る所に打つな」と文句を言ってきた。最初、私は何を言っているのか分からなかった。「人が通るところ???」。自分の打席の前に人が通る訳が無い。よくよく聞くと相手の視界に私の打ったボールが横切るのが見え気に入らないらしい。私は「馬鹿かコイツ」と思った。「なんて神経質な人間なんだ」。「これで、他人とゴルフが出来るのか?」。練習場には色々なグリーンを狙って練習するために通路の随所に、そこからの練習場グリーンまでの距離表示が掲載されている。そもそも、アドレスして少なくともインパクトを迎えた直後まで前の視界は目に入らない。何十ヤードも先で自分の視界を私の打球が横切っても関係ないし、気になるものなのか。私は怒ると言うより、叱る感覚に近い感じで「下らぬ事を気にせず自分の練習に集中しろ!!!」と一喝した。それでも、尚且つ食いついてくる。私は相手と逆方向の練習グリーンに切り替え同じ練習を続けた。どちらが悪い??。自分の打席の何十ヤードも先でボールが横切る事が気になる人はぜひともコメントを頂きたい。
 
 
これも、突き詰めれば現代クラブの性質で真直ぐ狙って行く。真直ぐ打つ練習しかしない。まして、インテンショナルの練習をしている人を見つけるのは難しい程だ。相手にとって、その様な場面に遭遇したのは初めてだったのか。そんな細かい人のどうでも良い様な事が気になっていて自分の事がシッカリ出来るのだろうか。私から見れば繊細とか感性が豊か、鋭いと言う向上に不可欠な質の物ではなく、ただ単に集中力がないだけに感じる。自分のやる事に集中すれば、もっと早く成果が出るだろう。私が非常識と思われる方の意見をぜひとも聞いてみたい。
 
 
今回、エース・ドライバー決定の練習でドライバーを叩き過ぎ、再び、右肘に違和感が出て来た。少し休ませておりブログも止まっていたが4週間経った今、右肘の違和感は消えた。スイングも決り、使用クラブも全て決定(後は2Iか5Wの選択だけ)。そろそろ仕上げ。仕上げも早々と切り上げ、早々にラウンドを行おう。
 

遂にKENが打った「ミズノ・プロMP-4」。

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「暑いですね」。この暑さの中、滝の様な汗を流しながら練習する気も起きず、晩を狙っても「ムッ」とした熱気で足が止まる。ネットで試してみたいMBを見つけた。気になるMBは試打出来る大手ゴルフ用品店に置かれていた。私はクーラーの利いた大手ゴルフ用品店を梯子して自分のスイング、ショット、状態を確認する練習をする事にした。
 
気になるMBの前に目に入ってきたのが、もっと気になるミズノ・プロMP-4。「打てる」。と思ったが2セットあり、私が打ちたかったMP-4、DGS200での3番アイアンがある方はビニールが被せられていた。いくら図々しくても、このビニールを剥ぎ取ってレンジで打つ訳には行かない。もうワン・セットのMP-4は4番アイアンからで、しかもシャフトは軽量スチールのNS950。タダだし、後者を打つしか有るまい。MP-4 NS950 4番アイアンを打った。現在、スイングにまったく迷いが無く気持ち良く思い切り振りきれる状態「ムフフ、楽しみ」。
 
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久々に存在感のある良いマッスル・バック・アイアンだった。空いていたレンジは計測機器が設置されていない方。本当に自分の五感のみに頼り判断せざる得ない状況。かえって良かったかも知れない。先ず印象的だったのは「打感」。ヒットした瞬間は小さな丸が浅く、柔らかく吸い付いて弾く感じ。これだけだと何て言う事は無いが、驚いたのはその後時間差を置き「ドーーーン」とボールが吹っ飛んで行く感じが胸の中に広がった。その感触は重く、重厚感に満ち溢れている。こんな打感のアイアンは初めてだった。昔から国産マッスルと言えば軽く、線が細くチャチぽい感じが否めない中、ミズノ・プロMSの「重厚感」に初めて出会った、あの感動に似たものがあった。イージー化ばかりが進み、色々な意味において「軽く」なって行く現代クラブの中において、このミズノ・プロMP-4の重厚感に私は思わず嬉しくなった。「私好みのアイアンだ」。
 
ミズノ・プロMS-1を打ち込んできた私に取って難しいアイアンは少ない。今まで打った中で言えばやはりミズノ・プロMS-1とナイキのVR・TWフォージドぐらい。だから打ち易さを語るには隔たりが出来るかも知れませんがMP-4は簡単だった。私の場合、昔からミズノMBは横ブレが発生し難く、拾い易い物が多い様に感じる。MS-11、MP-33、MP-69等言い出したらキリが無いほどだ。傾向としてミズノ・プロと比較すれば昔の米国2大メーカーの代表作、マグレガー・ターニー、ウィルソン・スタッフの方が縦ライン(ダフリ、トップ)も横ライン(ヒール、トウ)も芯を捕らえるのは難しい。
 
レンジの的には「ドッコーーーン」と物凄い爆音を発していましたが、問題はこの「ドーーーン」と重く吹っ飛んで行く打感の通り、重たく強いボールが出ているのかどうかだ。これはミズノでMP-4のクラブ・レンタルを行っているので試してみても良いだろう。5番からの設定しかないのが残念だが。しかし、(芯で捕らえた)ショットの満足感が身体中に満ち溢れるアイアンである事は確かだった。
 
4番アイアンの割には出球の角度が高く、ロング・アイアンでも高い弾道が出し易い事を連想させられる。3番アイアンを打ちたかった。
 
捕まりは頃合いの良いほど良さを持っていた。捕まえ損ねるとスライス系、右ミスになる感触を得た。このアイアンはフック、スライスで区分すると明らかにスライス系である手応えを得た。
 
次にマッスル・バックならではの操作性について述べてみよう。答えは簡単。スライス系アイアンである事からインテンショナル・フックは出し難い。練習を積む必要があるだろう。全英オープンでセルヒオ・ガルシアが使っていたテーラー・ツアー・プリファード・MB。中々、良さそうなMBだと直感した。ミズノ・プロMP-4を打つ前に実は他大手ゴルフ用品店でこのテーラー・ツアー・プリファード・MBも打って来ていた。MP-4の様な打感に感動はなかったが、こちらはドロー系。フェイスを被せれば勝手にフック系になってくれる。捕まりは鋭いほど良い。打感に感動はなかったが、MP-4よりインパクトでのボールのコンタクト時間(フックの巻き込んだ感じ、スライスの切った感じ)や回転がソリッドに伝わってくる。本来のマッスル・バックらしいマッスル・バック・アイアンだった。
 
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※前作のTPは新作(写真上)に輪を掛け捕まり打感がシャープ、鋭かった。
 
インテンショナル・スライスはMP-4についてはすこぶる打ち易い。テーラー・ツアー・プリファード・MBについては捕まりが良いので、そのまま左に抜ける心配もあるが、インテンショナル・フックを操作出来る人にとっては問題なくスライス系も出し易い。試しはしなかったが、TN-87の様にヤード刻みでコントロールし易い手応えを得た。バック・フェイスの形状もTN-87と同じ、ベン・ホーガン・パーソナルの形状を受け継いでいる(真似している)。
 
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さて、問題はMP-4のインテンショナル・ショット時の打感だ。これは、先に述べた「小さく軽く柔らかくコンタクトした後ドーーーンとボールが吹っ飛んで行く感覚が胸の中に広がる」が基盤に大きくあり、インテンショナル・ショット時もこの打感が大きく前面に出てくる。プラス・アルファ、少しオマケ的にボールのホールド感や回転感触が加わってくる程度。当然、打ち込めば打ち込むだけその小さな感触を大きく感じられるようになるのは当然の事で説明するに及ばない。ここでは第一印象での話である。
 
 
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ここでMP-4のMBとしての存在意義に疑問が生じた。これはミズノだけでなく現代のMB全体に言える傾向の話だ。インテンショナル・ショットはフック系の方が打つのが難しい。スライス系インテンショナル・ショットであれば現代の猛烈にフェイスの向きに対する直進性が強いキャビティ・アイアンでも打つのは難しくは無い。インテンショナル・フックが打ち難いのであれば操作性の良いと言われるMBを使う意味は何なのか。打感の良い現代MBは多い。本間の最新MB、TW717Mなんかはボールをヒットした瞬間、フェイスから「ドピシューーー」と何かが飛び出して来る様な感触に、官能的で胸すく思いに駆られる。しかし、インテンショナル・ショットの打感はその打感の補足的な物に過ぎない。現代MBの多くはMBならではのダイレクトでソリッドに五感に伝えてくる情報量の多さと言うのは少なくなり、軟鉄CBと変わらない。
 
インテンショナル・フックの打ち難さ。インパクトでの五感に伝える情報量。これらがCBと変わらないのであればMBを使う意味とは何なのか。
 
私が考えるにはCBの様にバック・フェイスが抉れていないのでパンチ力が有り、強い球が打てる。従ってダウン・ブローで捕らえられる人は高い球も打てる。打てる人はロング・アイアンでも高い球が出せグリーン上から落とせる。スイング・スピードの調整、振り幅、クラブの入れ方等でスピン・コントロールが行い易い。CBの様にロフトが立ち過ぎ、短いアイアンとのロフトが開き過ぎておらず、ロング・アイアンからショート・アイアンまでのロフトの幅が一定間隔の為、飛距離のコントロールがし易い。スイング通りの球しかでないので正しいスイング作りに良い。と言ったところだろうか。
 
しかし、今回発見したテーラー・ツアー・プリファード・MBの様にフック、スライス系のインテンショナル・ショットがヤード刻みでコントロールでき、最近では珍しいヨネックス・E・ZONEに次ぐインパクトでの五感に伝える情報量がダイレクト且つソリッドで非常に多い打感の本来のマッスル・バック・アイアンも存在する。
 
フック、スライス双方の操作性が良くインパクトでの打感での五感に伝える情報量が多い本来のMBを好むのかインテンショナル・フックを出し難い、インパクトでの五感に伝える情報量が少ないが全面に出る打感が気持ち良く、ボールが良く上がり、打ち易い現代流のMBのどちらを選ぶかは使い手の好みであり自由だ。
 
ミズノ・プロMP-4は現代流のMBであるが、打つ事の楽しさ、喜びは大きく私はこの事実は素直に認めたい。最後にMP-33とMP-4の比較になるが、私はMP-4よりインテンショナル・フックが打ち易いMP-33を躊躇無く選ぶ。
 
現代MBの批判をしている訳ではない。存在意義(使用する意味)に疑問が生ずるMBが多いことは確かだ。MB使っていたらカッコイイし芯食えば打感がサイコーーーってか。
MBを使う人はMB使用にどの様な意義を見出しているのか。私は「スイング通りの球しか出ない」事を前提とした技術向上が根底にある事を信じたい。
 
 

テーラー・ツアー・プリファードMBvsミズノ・プロMP-4

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「暑いですね」。この暑さの中、滝の様な汗を流しながら練習する気も起きず、晩を狙っても「ムッ」とした熱気で足が止まる。ネットで試してみたいMBを見つけた。気になるMBは試打出来る大手ゴルフ用品店に置かれていた。私はクーラーの利いた大手ゴルフ用品店を梯子して自分のスイング、ショット、状態を確認する練習をする事にした。
 
気になるMBの前に目に入ってきたのが、もっと気になるミズノ・プロMP-4。「打てる」。と思ったが2セットあり、私が打ちたかったMP-4、DGS200での3番アイアンがある方はビニールが被せられていた。いくら図々しくても、このビニールを剥ぎ取ってレンジで打つ訳には行かない。もうワン・セットのMP-4は4番アイアンからで、しかもシャフトは軽量スチールのNS950。タダだし、後者を打つしか有るまい。MP-4 NS950 4番アイアンを打った。現在、スイングにまったく迷いが無く気持ち良く思い切り振りきれる状態「ムフフ、楽しみ」。
 
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久々に存在感のある良いマッスル・バック・アイアンだった。空いていたレンジは計測機器が設置されていない方。本当に自分の五感のみに頼り判断せざる得ない状況。かえって良かったかも知れない。先ず印象的だったのは「打感」。ヒットした瞬間は小さな丸が浅く、柔らかく吸い付いて弾く感じ。これだけだと何て言う事は無いが、驚いたのはその後時間差を置き「ドーーーン」とボールが吹っ飛んで行く感じが胸の中に広がった。その感触は重く、重厚感に満ち溢れている。こんな打感のアイアンは初めてだった。昔から国産マッスルと言えば軽く、線が細くチャチぽい感じが否めない中、ミズノ・プロMSの「重厚感」に初めて出会った、あの感動に似たものがあった。イージー化ばかりが進み、色々な意味において「軽く」なって行く現代クラブの中において、このミズノ・プロMP-4の重厚感に私は思わず嬉しくなった。「私好みのアイアンだ」。
 
ミズノ・プロMS-1を打ち込んできた私に取って難しいアイアンは少ない。今まで打った中で言えばやはりミズノ・プロMS-1とナイキのVR・TWフォージドぐらい。だから打ち易さを語るには隔たりが出来るかも知れませんがMP-4は簡単だった。私の場合、昔からミズノMBは横ブレが発生し難く、拾い易い物が多い様に感じる。MS-11、MP-33、MP-69等言い出したらキリが無いほどだ。傾向としてミズノ・プロと比較すれば昔の米国2大メーカーの代表作、マグレガー・ターニー、ウィルソン・スタッフの方が縦ライン(ダフリ、トップ)も横ライン(ヒール、トウ)も芯を捕らえるのは難しい。
 
レンジの的には「ドッコーーーン」と物凄い爆音を発していましたが、問題はこの「ドーーーン」と重く吹っ飛んで行く打感の通り、重たく強いボールが出ているのかどうかだ。これはミズノでMP-4のクラブ・レンタルを行っているので試してみても良いだろう。5番からの設定しかないのが残念だが。しかし、(芯で捕らえた)ショットの満足感が身体中に満ち溢れるアイアンである事は確かだった。
 
4番アイアンの割には出球の角度が高く、ロング・アイアンでも高い弾道が出し易い事を連想させられる。3番アイアンを打ちたかった。
 
捕まりは頃合いの良いほど良さを持っていた。捕まえ損ねるとスライス系、右ミスになる感触を得た。このアイアンはフック、スライスで区分すると明らかにスライス系である手応えを得た。
 
次にマッスル・バックならではの操作性について述べてみよう。答えは簡単。スライス系アイアンである事からインテンショナル・フックは出し難い。練習を積む必要があるだろう。全英オープンでセルヒオ・ガルシアが使っていたテーラー・ツアー・プリファード・MB。中々、良さそうなMBだと直感した。ミズノ・プロMP-4を打つ前に実は他大手ゴルフ用品店でこのテーラー・ツアー・プリファード・MBも打って来ていた。MP-4の様な打感に感動はなかったが、こちらはドロー系。フェイスを被せれば勝手にフック系になってくれる。捕まりは鋭いほど良い。打感に感動はなかったが、MP-4よりインパクトでのボールのコンタクト時間(フックの巻き込んだ感じ、スライスの切った感じ)や回転がソリッドに伝わってくる。本来のマッスル・バックらしいマッスル・バック・アイアンだった。
 
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※前作のツアー・プリファードは新作(写真上)に輪を掛け捕まり、打感がシャープ、鋭かった。
 
インテンショナル・スライスはMP-4についてはすこぶる打ち易い。テーラー・ツアー・プリファード・MBについては捕まりが良いので、そのまま左に抜ける心配もあるが、インテンショナル・フックを操作出来る人にとっては問題なくスライス系も出し易い。試しはしなかったが、TN-87の様にヤード刻みでコントロールし易い手応えを得られた。バック・フェイスの形状もTN-87と同じ、ベン・ホーガン・パーソナルの形状を受け継いでいる(真似している)。
 
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さて、問題はMP-4のインテンショナル・ショット時の打感だ。これは、先に述べた「小さく軽く柔らかくコンタクトした後ドーーーンとボールが吹っ飛んで行く感覚胸の中に広がる」が基盤に大きくあり、インテンショナル・ショット時もこの打感が大きく前面に出てくる。プラス・アルファ、少しオマケ的にボールのホールド感や回転感触が加わってくる程度。当然、打ち込めば打ち込むだけその小さな感触を大きく感じられるようになるのは当然の事で説明するに及ばない。ここでは第一印象での話である。
 
 
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ここでMP-4のMBとしての存在意義に疑問が生じた。これはミズノだけでなく現代のMB全体に言える傾向的な話だ。インテンショナル・ショットはフック系の方が打つのが難しい。スライス系インテンショナル・ショットであれば現代の猛烈にフェイスの向きに対する直進性が強いキャビティ・アイアンでも打つのは難しくは無い。インテンショナル・フックが打ち難いのであれば操作性の良いと言われるMBを使う意味は何なのか。打感の良い現代MBは多い。本間の最新MB、TW717Mなんかはボールをヒットした瞬間、フェイスから「ドピシューーー」と何かが飛び出して来る様な感触に、官能的で胸すく思いに駆られる。しかし、インテンショナル・ショットの打感はその打感の補足的な物に過ぎない。現代MBの多くはMBならではのダイレクトでソリッドに五感に伝えてくる情報量の多さと言うのは少なくなり、軟鉄CBと変わらない。
 
インテンショナル・フックの打ち難さ。インパクトでの五感に伝える情報量。これらがCBと変わらないのであればMBを使う意味とは何なのか。
 
私が考えるにはCBの様にバック・フェイスが抉れていないのでパンチ力が有り、強い球が打てる。従ってダウン・ブローで捕らえられる人は高い球も打てる。打てる人はロング・アイアンでも高い球が出せグリーン上から落とせる。スイング・スピードの調整、振り幅、クラブの入れ方等でスピン・コントロールが行い易い。CBの様にロフトが立ち過ぎ、短いアイアンとのロフトが開き過ぎておらず、ロング・アイアンからショート・アイアンまでのロフトの幅が一定間隔の為、飛距離のコントロールがし易い。スイング通りの球しか出ないので正しいスイング作りに良い。と言ったところだろうか。
 
しかし、今回発見したテーラー・ツアー・プリファード・MBの様にフック、スライス系のインテンショナル・ショットがヤード刻みでコントロールでき、最近では珍しいヨネックス・E・ZONEに次ぐインパクトでの五感に伝える情報量がダイレクト且つソリッドで非常に多い打感の本来のマッスル・バック・アイアンも存在する。
 
フック、スライス双方の操作性が良くインパクトでの打感での五感に伝える情報量が多い本来のMBを好むのかインテンショナル・フックを出し難い、インパクトでの五感に伝える情報量が少ないが全面に出る打感が気持ち良く、ボールが良く上がり、打ち易い現代流のMBのどちらを選ぶかは使い手の好みであり自由だ。
 
ミズノ・プロMP-4は現代流のMBであるが、打つ事の楽しさ、喜びは大きく私はこの事実を素直に認たい。最後にMP-33とMP-4の比較になるが、私はMP-4よりインテンショナル・フックが打ち易いMP-33を躊躇無く選ぶ。
 
現代MBの批判をしている訳ではない。存在意義(使用する意味)に疑問が生ずるMBが多いことは確かだ。MB使っていたらカッコイイし、芯食えば打感がサイコーーーってか。
MBを使う人はMB使用にどの様な意義を見出しているのか。私は「スイング通りの球しか出ない」事を前提とした技術向上が根底にある事を信じたい。
 
 

現代マッスルの理想形か!?キャロウェイAPEX MB(UT)

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この形、昔のミズノT-ZOIDをMBにした様な形をしている。T-ZOIDの中でもほぼMBだったT-ZOID PROⅡを現代版MBに変えたらこうなると言っても良い。個人的な話だが、キャロウェイAPEX MB(UT)は私のMBとしての理想形にかなり近い。APEX MBよりAPEX UTの方がより理想的だ。未だ実物は手にしていないがAPEX MBの肉厚の薄い板厚の部分が4mm以上有れば最高だ。APEX UTはその部分がAPEX MBより厚くなっている。その為、より理想に近いと言った。
 
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以前、私はミズノMBの名器でミズノ・プロMP33と双璧にT-ZOID TRUEを挙げた。T-ZOID TRUEの名がMIZUNO・PRO・TRUEだったとしたら現代、キャロウェイAPEX MBより先駆けてこの類の形が登場したかもしれない。T-ZOIDもRV-01とか02とか初心者か、シニア向けの様なクラブを出している内にキャロウェイに見事にMB化され先を越されてしまった。T-ZOIDと言う素晴らしいデザインを生み出しながら、それらをMBに応用する発想は出なかったか。国産、しかもミズノからこの形を生み出して欲しかった。
 
 
現代MBは総じてバック・フェイスの下半分が極端に分厚く、上半分が極端に薄い。ミドル・アイアンまでならボールは良く高く上がるだろう。しかし上半分の板厚の薄さから球質は異様に軽い。キャロウェイのRAZA Xもテーラー・メイドのTP MB SOMKEやRACフォージドも「これがMBの弾道か!!!」と言いたくなるくらい球質は軽い。素晴らしい操作性に惚れて購入したテーラー・メイドTP MB SOMKE(DGS300)など、私は即売却した。しかし、このキャロウェイAPEX MB(UT)は打点の裏側がバーの様に分厚くなっている。現代MBの中では強い球が出ることが容易に判断出来る。「MB使うなら真ん中に当てろ」と言っている様な根性が、骨っぽく好ましい。そして、バック・フェイス上半分やトップ・ライン。ここも厚くないと2、3番アイアンは大空高く舞上らない(プロ・パワー・ヒッターを除くアマ、セミ・ハード・ヒッター以上の場合)。このキャロウェイAPEX UTはそれら肝心な最低条件をクリア-している。当然、現代MBならではの打ち易さ、上がり易い重心設定が施されている事だろう。
 
 
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(古くはB・ランガーを筆頭に)プロの中では2,3Iのロング・アイアンはMBにしている人も多い。バック・フェイスの抉れたパンチ力の無いCBよりパンチ力に優れるMBが断然、球を高く上げられる事を知っているからだ。キャロウェイAPEX UTは現状、その条件を最も満たしたクラブと言える。そもそも2Iを使う人間は打ち易さなど求めていない(こした事は無いが)。「打てる技量があるのだ」。それより、高い弾道が出る物を選ぶ。後は技量でカバーしようと考える。国産はロング・アイアン(ロフト19度)だと言うのにいつまでもパンチ力の無いCBを造り続け簡単さを追求している。「だから売れない」。そんな人はUTを使うのだ。
 
 
これはアメリカと日本のゴルフの土壌がそうさせているのだろう。傾向としてプロを含め力持ちでロング・アイアンを多用する(比較論)米国人。非力でイージー化に走り、他人と同じものを好む日本人。「ズバリ、ロング・アイアンで高弾道を打つならMBしかない」。そしてこのキャロウェイAPEX UTはそれらの条件をクリアーした、現状では最高に理想形に近い物だと思う。ぜひとも過去何十年間に渡りMB2番アイアンを打ち続け、1番高弾道が出て再現性が強かった「ウイルソン・スタッフ・ダイナパワー系」(次点はマクレガー・ターニー系)と比較したい物である。
 
 
私の勘ではキャロウェイAPEX MBの方はバック・フェイスの板厚の薄い部分が4mmに満たないと思うので、ぜひともロング・アイアン以下もキャロウェイAPEX UTの形状で通したアイアン・セットを出して欲しい。とにかく、久々に2I設定のあるMBの登場が嬉しく、見つけ次第、インプレッションを発表するのが楽しみだ。
 
 

ミズノ・プロMS11に至る。

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私は昔、巷では名器と言われているMS11を購入したが、非常に気に入らず売却した。ミズノ・プロ「MSシリーズ」は「スイング通りの球しか出ない」、「クラブが正しいスイングを作る」と言う骨太なところがあった。しかし、当時このMS11はスライサーお助けアイアンでクラブがスイングを助ける部分があり、個人的には名器の部類には属さないと言う印象があった(現代の事情は真逆)。特に構えた段階でフック・フェイスはNGだった。しかし、打ち易く、この技術はMPの橋渡し存在になっており、ウェッジ類のラインの出し易さには感心させられた。それが何故、今、又、MS11なのか。それは悲しい悪循環の個人的事情があった。
 
 
今年の5月、肘の怪我から2年ぶりにゴルフを再開したが、パワーが失われD/GS300やR400は振り回せなかった。バットの素振り等でどうにかS200は使う事が出来る様になり、唯一S200が装着されていたヘッドで私にピッタリ合うMP33がエースとなった。
 
 
しかし、肘の調子は思わしくなく1回の打ちっ放しで百数十球しか打てない。帰宅すれば湿布し痛み止めを打ち、2~3日は肘を休ませる始末。自ずと練習は週末の1度だけとなる。怪我前のほぼ毎日行っていた2番アイアンの素振り等出来様も無い。どうなるか。週一の練習でもMBで悪くとも芯周辺から外さない技術は身体に染込んでいる(室内でのアプローチは欠かしていない)。パワーが維持出来ないのである。それどころかパワーが低下して行くのである。もうD/GS200も扱えなくなった。
 
 
と言って軽量スチールは軽過ぎる。パワー維持で使える範囲の最上限の重量をチョイスしたい。現状5Iで言えば410g後半である。最新のNSプロ・モーダスなど高価でリシャフトする気になれない。そこで目を付けたのがプレシジョンFMやライフルFCM。探しに探しBS、ジャンボMTNやミズノ・プロMS11、T-ZOID PROⅡに装着されている物が現存していた。ジャンボMTNやT-ZOID PROⅡのプレシジョン装着クラブはこれも昔、購入したが、当時D/G一辺倒の私の感覚に合う物ではなかった。今はそんな事は言ってられないし、打てない物でも無い。
 
 
最近の出物でT-ZOID PROⅡのFM5.5/6.0は無くカーボン・シャフトが圧倒的。僅かあってもFM6.5(X)となった。ジャンボMTNやミズノ・プロMS-11でFM5.5/6.0をようやく見つけた。ゴルフ、デビューはBSのMBから始まった私である。ジャンボ系MBも数打った。BSとミズノのMB。個人的に、打った感じや弾道がミズノの方が「決まりが良い」のである。弾道もジャンボ系(薄い)よりミズノ・プロMS系の方が強い。私はMS11で探す事にした。
 
 
何と言っても昔のアイアン。短い物が圧倒的。クラブ重量が軽くなった上、短くなれば飛距離減は大きい。私は5I、38インチ合わせを狙った。結果、FM6.0(SX)、5I、418gの比較的程度の良い物で3~9I、P,SW 9本セットを5000円でゲット。希望はFM5.5(SR)で5I、38インチ、410g後半だったが条件を満たす物は無かった。
 
 
久々に打つMS11。合うと思っていたがプレシジョンFM6.0シャフトのおかげで予期せぬ状態となった。「構えた」。やっぱりフック・フェイス。フック系、ドローの連続だった。これは想定内。フェイスを1.0~1.5度開くと綺麗なフェードが確実に出る。D/Gより曲がりは少なかった。「これはイイ」。フェイス閉じてフック系、フェイス開いてスライス系が確実に出る(練習場マット上の話)。しかし、ストレート系を出すのは至難。私にピッタリ、ニュートラル(普通に打ってストレート系)のMP33とは真逆だった。MS11の弾道は強く、飛距離もD/GS200とほぼ同等(5yd減)の物が出ていた。「正解だ」。飛距離は出ていたのでシャフトのヘタリと言うより硬さの問題であろう。3Iの弾道が予想(先調子)していた程は上がらなかった。試しにD/G SL300(軽量スチール)装着の怪我前エース「マグレガー・ターニー・クラシック」2Iを打ってみた。未だ球を浮かせる事は出来た。しかし、飛距離的に使用するメリットが出る物では無かった。
 
 
将来、軽量スチールの世話になる時、マグレガー・ターニー・クラシック、ミズノ・プロMP33もしくはウイルソン・スタッフ・ツアー・ブレードのいずれをリシャフトするかは選択に頭が痛い(MBで芯を捕らえられるのに球質の軽いCBを使う必要は無い)。
 
 
怪我前ドライバーは330~340g使用を現在320gに落とし、使っていたが練習後半になると重く、タイミングが遅れてくる。飛距離はロッテ葛西のネットに威勢よく突き刺さっていたものが何とかネットに届くもの。重量は310g位が適当な様子。再度、見直し。もう気候が良くなって来た。早く、調整を済ませラウンドに望みたいのに、やる事は多い。本当にこの年齢での怪我の影響は甚大だった。
 
 
調整が終わったら練習は無し。ラウンドでの実践形式で行こう。と言う事である程度、方向性が出ましたので使え切れなくなったDR、IRONの名器群、他をヤフー・オークションに出品致します。この機会をお見逃し無く。
 
 

名器、他DR・アイアン、ヤフオク出品中

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1.真のMB使いの為のDR BS X500(S)9.5度
 
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このドライバーは、ハッキリ言って真のMB使いの為のドライバー。これほど本来のMBに合うドライバーを私は打った事がありません。ミズノ・プロ300S他300ccの中でも扱い易さ、打ち易さ、操作性、コントロール性は群を抜きます。中島常幸プロも長い間、愛用した逸品です。
 
現在、デカ(460cc)ヘッドが主流になったせいか、MBもタイミングを合わせる為に捕まり過ぎずヘッド・ターンも速くなり過ぎない言わばスライス系の物が目立ちます。当然、フック系の操作はやり難くなります。しかし、そんな中、現存もしますが操作性の切れるMBを使い続ける貴方。この、ドライバーは貴方の物です。
 
小ぶりヘッドで捕まりよく左右に操作する。そんな本来のMBとまさに同じタイミングで打てます。300ccの割りに高弾道が簡単に出るモデルですが、低い球を打った時の弾道も凄まじい。いつまでも、いつまでもずっと落ちずに伸びて行く。強弾道と言っても現代の460ccの強弾道とは桁外れだ。飛距離も未だ現代の460ccに負けていません。
 
フェイスを少し被せれば確実にドロー系、スクェアでストレート系。開けばスライス系。MBで操作されている方には造作も無い事であり、その確実性は限りなく高い。430、460ccでフェイス開いて打ったらどうなろう。それは操作の域を超え限りなくボールは右に曲がって林の中です。430、460ccでフェイスを閉じれば先ず左に一直線。このX500は「行ってはいけないところには行かせないコントロール、操作性の高い逸品」まさに、スコア・メイクの為の質の高いゴルフの為のDRです。TD―03+シャフトを振れなくなった私はTD-02+を挿し未だに手放してはいません。
 
体積   300cc
ロフト  9.5度
シャフト ツアー・デザインTD-03+(S)
長さ   45インチ
重量   336g
バランス D2位
BS(新品同様)黒/赤ツアーステージX-DRIVEヘッド・カバー付
グリップ ゴルフプライド(交換不用)
 
2.入手困難 本間ツアーワールド365 アーマック864(S)9.5度
 
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このドライバーは、ハッキリ言って使い手を選びます。スライサーは不可。叩いても左に行かないドライバーです。

シャフトは優れ物で有名な「アーマック864」。シャフトの恩恵か、その弾道は物凄い物。強い中弾道から「ギューーーン」と高弾道へそして吹け上がる事も無くさらに伸びて行く。まるで、弾道の美しさでは右に出る物がいないほどのミズノ・プロTN-87のDRバージョンだ。柔らかく包まれたような気持ちの良い打感から放たれた打球はロッテ葛西のネットを直撃する。物凄く飛ぶドライバーだ。振り遅れは先ず無い。小ぶりヘッドならではの振り抜きの鋭さ、爽快感を堪能できるDRです。
 
体積   365cc
ロフト  9.5度
シャフト アーマック864(S)
長さ   45インチ
重量   319g
バランス D2位
ホンマ(上等)ヘッド・カバー付
グリップ パーフェクト・プロ(交換不用)
 
 
3.魔法のドライバー ホンマ・ベレスTW914(S)9.0度
 
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TW914はオートマティクにストレート系に打って行く今風のドライバーとなっています。ヘッドが大きくても振り遅れが出ない。デカヘッド=振り遅れ=プッシュ球の悪循環は、このアーマックのシャフトには適用しません。

シャフトはアーマック4代目、UD。TW913に装着されていた3代目アーマックに対し同じ4軸でもシャフト表面に縦、横、60度の角度でカーボン繊維が織り込まれ前作の45度から強度が落ちる分60度部を多く巻き強度が保たれています。それが打ってどうなるか。

TW914はプロ用TW913の性質をそのままに、かなり簡単になっていました。スイートスポットも、かなり大きくなっており、ミスの許容範囲も俄然、TW914の方が広く大きい。シャフトはシャフト自身で勝手に振り遅れない様、腕の振りについて来てくれるしインパクト後もスピーディーに走ってくれる。かなりの優れ物である。

打球は低くも無く高くも無く丁度良い中弾道で真直ぐ飛んで行く。ミスで「引っ張り込んだ」と思っても「コスッた」と思っても凄い事に真直ぐ飛んでいる。「なんじゃー、このドライバー」と言う感じ。こんなドライバーは初めて。これが、TW914ならではのところ。次に叩きに入った。しばし打ち続け、相当打ったがプッシュ球は、遂に1発も出ず計測ではフェアウェイから一度も出なかった。軽く打っても、簡単に良く飛ぶ(江戸川区:ロッテ葛西練習場ネット直撃)DRです。
 
 体積   450cc
ロフト  9度
シャフト アーマックUD62 2星(S)
長さ   45インチ
重量   318g
バランス D2位
ホンマ・ベレス、ヘッド・カバー付
グリップ ホンマ・オリジナル(交換不用)
 
 
4.数少ない美品の部類 r7スーパークワッドUSA(S)9.5度
 
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このr7スーパークワッドUSAは「超イージー」。極端ですがどんな打ち方をしても高弾道で真直ぐ飛んで行ってくれる勢いだ。重量配分はTRCカートリッジで弾道の高低、スライス・フック系と調整は自由自在だ。しかし、基本のヘッド特性としてはストレートからドロー系で捕まりは、すこぶる良く右ミスは出難い。軽く打っても良く飛ぶドライバーです。
 
砲弾型で元祖オールブラックのペイントは力強さを感じさせ且つ格好が良い。ボールが吹っ飛んで行く様なイメージ通りその弾道は力強く、簡単に良く飛ぶ(江戸川区:ロッテ葛西練習場ネット直撃)。
 
体積   460cc
ロフト  9.5度
シャフト REAX65(S)
長さ   45インチ
重量   328g
バランス D3強(12g×1、10g×1、2g×2)
r7スーパークワッドヘッド・カバー付
グリップ テーラー・オリジナル(交換不用)
 
 
5.2Iでこんなに高く上がる鉄があった T-ZOID TRUE 9本
 
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正直、私はこの商品をオークションに出品したくはありませんでした。記事を書いている今でも売りたくは無いと思っています。それは何十年と数え切れないMBを打ち続け私の手元に生き残ったミズノの隠れた名器だからです。「名器」だからと言う訳ではなく、生き残ったのにはそれなりの理由があるのです。
 
先ず、滅茶苦茶カッコイイ。2番アイアン等のロング・アイアンが国産では見た事が無いほど高く上がり、しかも打ち易い。私は国産で2番アイアンがこれだけ高くしかも簡単に上がるクラブを手にしたのは初めて最後でした。
 
ロング・アイアンがそんな調子なので当然ミドル以下も打ち易い。引っ掛け難い(左に行き難い)。普通、左に行き難いクラブはインテンショナル・フックが打ち難い物ですが左右に操作が切れる。余りの高性能ぶりに何回かラウンドで使用しましたがいつまでもベタ・ピンの記憶が頭から離れません。
 
TRUE(トルゥー)=本物。名前通りのアイアンと断言しましょう。
 
2~9I、PW 9本
シャフト  D/G センシコアS300
5I長さ  38.25インチ
5I重量  426g
バランス  D3弱
グリップ  ゴルフプライド(交換不用)
※ 2番アイアンのみ別購入。
 
6.2大メジャー制覇P・ハリントン監修 スタッフPi5 S300 8本
 
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マッスル・バック一辺倒の私でさえ、その性能、弾道に惚れ込み2Setも所有してしまった逸品。ハッキリ言って過去何十年間に渡り昔の重厚な強(重)弾道と同じ球質を出せたCBはポケ・キャビだがコイツだけであった。
 
全米、全英(連勝)の2大メジャー制覇者パドレイグ・ハリントン監修、自ら使用。P・ハリントンがドロー・ヒッターであった為か性質は左に行き難く、直進性が強い。その安定性、再現性は高次元だ。弾道は既に述べた通りCBでは希、昔の重厚なMB並みの重さ、強さを持っています。高弾道モデルでロング・アイアンも良く上がるところはウイルソン・スタッフのお株ですね。
 
真直ぐ狙って行けるアイアンですが操作性も切れるところが凄い。直進性、操作性、安定性、再現性、高弾道、強弾道、重弾道。日本では知られないが偽りない名器です。
 
3~9I、P,SW 9本
シャフト  D/G S300
5I長さ  38インチ
5I重量  427g
バランス  D1.5位
グリップ  ゴルフプライド(交換不用)
 
 
7.メジャー制覇Pハリントン監修 スタッフPi5 R300 8本
 
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マッスル・バック一辺倒の私でさえ、その性能、弾道に惚れ込み2Setも所有してしまった逸品。ハッキリ言って過去何十年間に渡り昔の重厚な強(重)弾道と同じ球質を出せたCBはポケ・キャビだがコイツだけであった。
 
全米、全英(連勝)の2大メジャー制覇者パドレイグ・ハリントン監修、自ら使用。P・ハリントンがドロー・ヒッターであった為か性質は左に行き難く、直進性が強い。その安定性、再現性は高次元だ。弾道は既に述べた通りCBでは希、昔の重厚なMB並みの重さ、強さを持っています。高弾道モデルでロング・アイアンも良く上がるところはウイルソン・スタッフのお株ですね。
 
真直ぐ狙って行けるアイアンですが操作性も切れるところが凄い。直進性、操作性、安定性、再現性、高弾道、強弾道、重弾道。日本では知られないが偽りない名器です。
 
3~9I、P,SW 9本
シャフト  D/G S200
5I長さ  38インチ
5I重量  428g
バランス  D1位
グリップ  W/Sオリジナル(交換不用)
※ 3Iソールに擦り傷有り(写真通り)
 
8.フジクラ スピーダー660TR (SPEEDER660TR)
 
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スピーダー757タイプの軽量版中上級者向けシャフトです。宇宙素材の高弾性三軸でのスピード感は文句なし。究極の戻りで究極の飛びを体感して下さい。
 
全長:1105mm(グリップ先端から)、重量:119~120g(グリップ約50g)、トルク:3.4、KP:先中調子、フレックス:S
 
9.マミヤ プロフォース 65 ゴールド (PROFORCE 65 GOLD)
 
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PGAツアーにおいて数多くのトッププロからの支持を受けるUSTとその信頼性と開発力で日本のシャフトシーンをリードしてきたマミヤ・オーピー()が統合して生まれたブランド。ゴルファーの夢である飛距離と方向性を兼ね備えた最高のシャフトを提供。
 
ハードヒッターのシビアな要求をもクリアする
チップスティッフの採用により、シャープなスウィングを生み出すと共に、方向性に優れ、吹け上がりを抑えた風に負けない弾道を可能にしたモデル。
 
全長:1105mm(グリップ先端から)、重量:126g(グリップ約50g)、トルク:3.4、KP:中元調子、フレックス:S
 
スピーダー757TR、569TR等の出品は遅れます。宜しく御願い致します。

飛ぶドライバーと操作性。

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現代の460ccは打ち易い様に捕まり良く出来ている物が一般的だ。430ccぐらいの物は上級者的なイメージが植え付けられ、叩いても左に行き難く創られている傾向がある。ここらまでは私にも異存は無い。しかし、上級クラスの気をさらに引くが如く小ぶり(現代では425~440cc≒430cc)ヘッドは操作性に優れるとメーカーは謳う。「大嘘である」。左に行き難いドライバーで曲がり幅を計算した微妙なインテンショナル・フックを打ち分けるのは先ず難しい。と言うより左に行き難いドライバーでインテンショナル・フックを打つのは至難だ。フェイスを被せても現代のフェイスの向きに対し猛烈に直進性の強いクラブでは左へ一直線に飛んで行ってしまうのがオチだ。
 
 
重心距離が短ければヘッドが返り易く操作しやいとなるほどクラブは単純に出来ていない。重心角、フェイスプレグレッション、ライ角、フェイス角、ヘッド形状、重心位置,クラブ重量、ヘッド・バランスに加えシャフトの性質、シャフトとヘッドの相性、そしてなにより、それらと自分のスイングの相性等、さまざまな要素が絡んで来る。私は1980年代からMBアイアンを使い続けインテンショナル・ショットは得意としている方だ。しかし、430ccでは操作する気にさえならない。上手く行くイメージさえ湧かない。やはり、430ccも460ccの性質と同じで性格的には真直ぐ狙って行く使い方が正解だと身を持って感じる。
 
 
私が断言出来るのはMBアイアンと同じ、もしくは近いタイミングでMBアイアン同様に操作出来るドライバーは個人的好みで言うと300ccのBS X500、ミズノプロ300S等のDRだけだった(扱い易さ、打ち易さは断然BS X500の方に軍配が上がる)。
 
 
操作の得意な私でもDRで自信を持って操作出来ると言い切れるのは現存のDRでは380ccまでであり、しかも当然、銘柄は限られる。300cc台のDRと言うのは丁度、高反発(ルール不適合)の時代にリンクしており適合モデルを探すのには苦労する。一般的にはBSのツアー・ステージX-DRIVEの300~405ぐらいしか見当たらない。ダンロップ、スリクソン系でもあるがこれらは猛烈に捕まらない方向に設定されており、操作は難しい。BSに300ccルール適合モデルが現存しているが問題はある。
 
 
BSのツアー・ステージX-DRIVE系はスイングでタイミングの誤差による許容範囲が猛烈に狭いのだ(X500は別)。それこそ毎日、クラブを握っている様な上級者でないと手を出さない方が良いだろう。クラブ体積300cc台のDRでは少し小さ過ぎると感じる人で他に操作し易い物はないのだろうか。
 
 
「私は見つけた」。
 
 
テーラー・メイドr7クワッド(380cc)だ。これは先に述べた300cc台のX500や300Sほど操作性が切れる物でも無いが、行ってはいけないところには行かせない操作性、コントロール性、扱い易さがあり、難しいとされているクラブだが打ち続けていれば物にするのに思うほど時間はかからない。X500、300Sより簡単な分だけ余計な神経を使わず楽だ。
 
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TLCカートリッジの重量配分を変える事でニュートラル、ドロー、フェード系、打球の高低と自由自在に調整可能だ。しかし、基本は良く捕まりドロー寄りのDRと言える。同じr7でもr7425(425cc)は基本フェード系、r7スーパークワッド(460cc)は基本ドロー系となる。
 
 
このr7クワッドはさらにとんでもなく嬉しい仕様を持っている。DRの飛距離性能を大きく決める重心高と言うのがある。フェイスでスイート・スポットを境に分割したソールからスイート・スポットの下側を重心高Aとすれば上側は重心高Bと呼べば、ティ・アップして打つDRは重心高Bがポイント。スイート・スポットの下側に当たればバック・スピンが増え、大きく飛ばない。その為、重心高Bは有効打点距離とも言う。
 
 
重心高Bはバック・スピン量を大きく左右し有効打点距離が長い物(低重心ヘッド)ほどバック・スピン量は減り、「飛ぶ」。通常この有効打点距離は22mm程度で長い物でも25mm位。しかし、このr7クワッドの有効打点距離は27.7mmもある。他DRでこんな数値の物は無い。方向性はバック・スピン量が保っており悪戯に有効打点距離を長くしても方向性が悪くなる。バランスが大事でもっと大事なのは自分に合う物だ。しかし、このr7クワッドはH/S43以上であればバカッ飛びの上、方向性、安定性、再現性が確実に確保されている。
 
 
このr7クワッドは注意しないとルール適合、不適合の2種がある。正面から見てフェイスの左上に「r7」と刻印されているのがルール適合モデル。「MAX」と刻印されている物が高反発、ルール不適合モデルだ。目ざとい人はこの事実を知っていてこのモデルを手放さない。私も大分、買い占めた。市場には「r7」の刻印の適合モデルはほぼ出回っていません(捕まりを抑えたTPモデルはアリ)。購入をお考えならチャンスは最後に迫っていると言えるかも知れません。
 
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当初、デカ・ヘッド(460cc)のドライバーが出た時の私の飛距離は250~260ydでした。「先ず先ず飛んでるし、こんなモンか」と思っていました。しかし、MBとの相性が最悪で早くから小ぶりヘッドに目を付け、探し出しr7クワッドにも比較的早くから出会いました。使い始めはやはり難しく、球も上がり難かったですね(その後、使えるようになってからはロフト9.5度でも吹け上がり8.5度を使用していた)。リシャフトなる物も流行り出しダイナミック・ゴールド育ちの私は店員の薦められるままディアマナS73を挿した。重量が増え又、飛距離が伸びた。キッカケは忘れましたがその後、私はフジクラ・スピーダー757ツアースペックと出会った。ディアマナ73からさ挿しかえたのはフジクラ・スピーダー757のしなり感覚が好きで、弾きもディアマナ73より上と見たからだ。DR総重量も又増えた。結果、いくら硬式野球部出身とは言え人に言っても信じて貰えないほど飛距離は54歳で280ydと伸びた(2014年56歳現在、肘を壊し250~260ydに戻っている)。この数値はDR飛距離の目安とされているH/Sの6倍。9番アイアンの2倍にも合致していた。私の場合はクラブを軽くしヘッド・スピードを上げるより、使える範囲でクラブ重量を重たくした方が飛距離アップの方法としては適していた訳です。
 
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パーシモン時代の230ydからクラブとボールの進化で何と50yd伸びた訳である。パーシモン時代のプロ飛ばし屋ぐらい飛んでいる訳だからラウンドしていても余り、長さが気になる事は無い。その分、最近のゴルフ場はグリーン周り、グリーン上が難しくなっている印象を受ける。話が少し反れたが要はメーカーやゴルフ用品店員、他人の言う事ではなく勉強し正しい知識を身に付け、色々打って自分に合うドライバーを見つける事、作る事が一番飛ぶDRと言う事ですね。それもゴルフの大きな楽しみの一つですね。金もかかります。安い中古のクラブで色々試すのも良いでしょう。
 
 
<ヤフオク出品中> 
 
美品r7クワッド 8.5度 スピーダー757TR(S)
2美品ぶっ飛び操作系 r7クワッドTP8.5度(ヘッドのみ)
3美品ぶっ飛び操作系 r7クワッドTP8.5度(ヘッドのみ
http://page18.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/w109976398 

大流行、リシャフト大騒動。

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今やドライバーに限らずFW、IRON等リシャフト花盛り。シャフトも数え切れないぐらいの勢いで様々な物が横行している。リシャフトの基準として重量、長さ、固さ、キックポイント。もっと言えばトルク、振動数、飛距離、しなり戻り感、タイミング等レベルによって選択基準も様々だ。言って置くとキック・ポイントや固さの表現などメーカーによって実にマチマチで参考程度にしかならない。打って合う物をチョイスする
事は言うまでも無い。
 
 
良く、格安リシャフト店でネットでのオーダー注文のオーダー票なる物がある。まあ、クラブ名、選択シャフト、希望バランス、長さ、希望グリップの記入欄があるのが一般的だ。これに記入しクラブを送り、リシャフト後、返却して貰う訳だが、いささか疑問点が多い。
 
 
先ず、バランスはシャフトを入れ替え切ってみないと数値は確定し難い。客先希望に合わなかった場合、クラフトマンは何を優先するか。そんな確認の電話が依頼主に入る事は先ず少ない。言われたオーダー通り切って挿すだけ。バランスが重過ぎればクラブ長を短くするか、グリップを重たい物に変えるか。又はカウンター・バランスと言ってグリップ側にテープ状の鉛を貼るか。バランスが軽過ぎれば逆の事をすれば良い。加えてウッドなら手っ取り早くヘッドに鉛を貼ったり、アイアンなら鉛を詰めて貰う手も手もある。グリップも様々な物が有り、これをバランス調整に使うのは有効だ。電話1本入いれば、金額なりに自分の希望に沿った物が出来上がるのに、依頼主希望仕様から大きく外れてもオーダー票通り切って挿すだけ(言っていても電話をよこさない場合もある)。大枚はたいて大損こくケースが多々見受けられる。
 
 
返送時の宅急便の梱包も大きな問題がある。アイアンなどシャフトを1本ずつ梱包して貰わないと
えらい事になる。トラックの揺れ、振動でシャフトが擦れる度合いは、一般の予想を遥かに凌ぐ。
シャフト銘柄の印刷が消えて無くなる程、凄まじい物だ。良く、オークションなんかでシャフトの銘柄が
消えている物は完全に宅急便にやられていますね。当然、シャフトも傷むと言うもの。
 
 
それじゃ、チャンと店を構えたところに手渡しで頼もうと思っても、ネット格安リシャフト店と大差ないケースが多い。「依頼主に確認の電話を1本入れる」。これだけの事を面倒臭がって怠る。依頼主無視、クラフトの身勝手な品が出来上がる。作業と言えばリシャフトやグリップ交換だけ、加えてもライ角、ロフト角の調整ぐらいか。経験年数が多いと言って妙に職人のプライドだけが高い。年配者に多いですね。
今、SWを削れるクラフトマンがどれだけ居るだろうか。
 
 
そんな事でシャフトを切る時は立ち会った方が良い。グリップでツアーベルベットラバーだけでも45~52gまでの選択肢がある(62-60-58の順に重くコード入りはさらに1~2g重たい)。グリップの選択を変えることでバランス調整が効くのだ。カウンター・バランスを加えればさらにバランス調整が出来る。但し、ヘッド側は2gでバランス1ポイントの調整が効くが、グリップ側で1ポイントの調整を行うのには4gの増減が必要だ。その上で、自分の希望である長さに合わせるのである。バランスを抑えるためにグリップやカウンターバランスを巻き過ぎるとクラブ重量が重たくなるので自分の希望に合わせた兼ね合いが必要だ。
 
 
クラブが軽くてリシャフトしたのにバランスが軽過ぎて重みを感じない。クラブが重くてリシャフトしたのにバランスが重過ぎて振れない。愛用のクラブを糞味噌にされちまう。「金をドブに捨てる」とはこの事。
 
 
「お客さん、バランスなんてシャフト変えてみないと分かりませんわ」。なんて大嘘。頭脳やノウハウが無いだけ。それときめ細かい対応が面倒臭いだけ。儲け主義で数をこなすのに、分かっていてもやらないだけ。依頼先に怒鳴られて泣き寝入ってる、騙されている知らないゴルファー多いだろうな。。
騙されたら「あきまへんでーーー」。
 
 

メジャー制覇P・ハリントン監修 W/S Pi5 R300 8本ヤフオク出品中

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マッスル・バック一辺倒の私でさえ、その性能、弾道に惚れ込み2Setも所有してしまった逸品。ハッキリ言って過去何十年間に渡り昔の重厚なMBの強(重)弾道と同じ球質を出せたCBは私が打った中ではポケ・キャビだがコイツだけでした。
 
全米、全英(連勝)の2大メジャー制覇者パドレイグ・ハリントン監修、自ら使用。P・ハリントンがドロー・ヒッターであった為か性質は左に行き難く、直進性は強い。その安定性、再現性は高次元だ。弾道は既に述べた通りCBでは希、昔の重厚なMB並みの重さ、強さを持っている。高弾道モデルでロング・アイアンも良く上がるところはウイルソン・スタッフのお株ですね。
 
真直ぐ狙って行けるアイアンですが操作性も優れるところは高次元。直進性、操作性、安定性、再現性、高弾道、強弾道、重弾道。日本では知られないが偽りない名器です。
 
3~9I、P,SW 9本
シャフト  D/G R300
5I長さ  38インチ
5I重量  428g
バランス  D1位
グリップ  W/Sオリジナル(交換不用)
 3Iソールに擦り傷有り(写真通り)
 
 
注)お支払いは銀行振込、商品発送はヤマト宅急便「着払い」にて御願い致します。
 
その他のオークションもご閲覧願います。
 

日本国大品質低下~、

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最近、日本において私の感覚に触れる物の品質低下が著しい。決して勘違いでは無いと思う。以前はここまで酷く思う事はもっと少なかったと記憶している。
 
私が仕事において大手企業等に技術支援に行っても、素人レベルの仕事を平気で要求してくる。その人間。仕事の質。それを認める上役。仕事が忙しくなれば個々の仕事が雑になりがち、と言う事はある。しかし、最近感じるのは明らかにそれとは性質が違う。人材レベルの低下が根源にある様に感じてならない。
 
かく言う私も20代後半までは、とても仕事どころか社会に通用するレベルではなかった。それを鬼の様な先輩、上司の下で何年もかかり、意識、思考変革などと言う甘いもので無く「脳みそ」を変えられた。今振り返るとどんなストレスより、その年月が一番「キツかった」ように思い出される。話は少し逸れたが結果、私は28歳で「使える人間」「社会で通用する人材」に変貌出来た。男は30歳までに仕事で自信をつけろと言われる。その後の伸びに大きく関るからだ。
 
現在、ここまでやる教育機関は少ない様に思われる。余り聞かない。やるとやれ「パワハラ」、「虐め」どうのこうのと騒ぎ出され、教育する側の立場が危うくなるからだ。仮に私が20代の頃、鬼の先輩、上司に適当に扱われていたら、今の日本大品質低下を担う側の人間になっており、とても独立(電気エンジニア)など出来た物ではなかったであろう。何十年に渡る財産(知識、経験等)だけで食わず、新しい挑戦や新しい技術を常に吸収、追求して行く事が己の品質向上、維持に不可欠な事を痛感させられる。
 
産業においても厳しい生き残りの為のコスト・ダウン=品質低下。人材育成にかかる予算カット。外国から格安製品の流入での競争激化。ネット・ショップ格安価格(店舗、人材不用)普及の大打撃。先に述べた人材のレベル低下に輪をかけ時代の背景、社会情勢が「安い物」を供給せざる得ない事から益々、日本大品質低下に拍車がかかる(当然、その中で高品質の維持、追求に磨きがかかる企業、人間がいる事は確かだ。それで収益を上げる優秀な団体もいる。しかし、残念ながら「少ない」)。
物を買いに言ってもまるで商品知識の無い店員群(役所もまったく同じ)。チェーン・レストランの味も随分落ちた。
 
厳しい生き残りの中、仕事一つするにもそう、私生活で人に物を頼むにもそう、自分で何か買うにもそう。そんな中、詐欺、ペテン、間違い情報、偽り情報、嘘、騙しが横行するのは当たり前。「騙される方が馬鹿、悪い」との認識が必要。最小限生活に関る勉強が必要だが、世の中多くの分野でアマの域を脱する事は厳しく専門家に任せる事になる。尚更、人を見る目が必要。又、やらなければやらせる交渉力を身につけておく事も大事になる。
 
「人、物を見る目を養い、自分のレベルアップに常に磨きをかけるしか無い」。人を雰囲気や外見で判断している内は貴方は騙される側の人間。ノークレーム、ノーリターンのオークションなんかで現物も確認せず高価な物を入札する人。騙されて当たり前。入札する側の感性に問題あり。レベルは高い方から低い方は自分が一段、一段上って来たのだから見える、分かる、読める(何の世界、事柄でも同じ)。しかし、低い方から高い方は見えない。性格は関係ない「レベル」の問題だ。人と対した時、一瞬で相手の位置を見極められる程度になれば、人から騙される事は余りなくなるだろう。
 
高い勉強代がかからぬ様、気を付けて貰いたいものです。自分にとって有効になる方法は、目的を持ち(高い志であれば尚、可)目の前の事に全知全能(全力)を尽くし、一生懸命、真剣に物事に取り組み、ブレずに持続させる事です。それが根源。「自分の生涯は振り返って見れば、自分の思い描いた通りになっている」とは良く言われる話ですね。自分に取って有意義な人とはそんな人に力を貸したくなる物です。
 

本間ゴルフでの「キッカケ」。

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仕事帰り四ツ橋通りを通っていると梅田辺りで「本間ゴルフ」を見つけた。最近、神有CC後半絶好調だったDRの前後DRは絶不調だ。「思いっきり気持ち良く振り切って真っ直ぐ良く飛ぶDRないかな。。」なんて頭がよぎり、フラフラと店内に足が向かった。アーマックから変わったヴィザードのシャフトも興味があり試してみたかった。大阪は何か試打し難い雰囲気が店内に漂っているが、本間の店員さんは快く試打を勧めてくれた。ここ最近のDRの絶不調、体力、パワーの衰え、私の希望等話してから、店員さんは新しいヴィザードのシャフトが挿さった460ccDRを入れ替わり立ち代り数本持って来てくれて試打計測を行った。一番重くても50g台のシャフト、軽くて300gを楽に切る総重量のDR。軽いのに凄く重たく感じ「打ち難い事この上ない」。飛距離もHSも出ていない。結果は中でも一番重たい54gぐらいのヴィザードが弱目のスライス弾道が集まり安定し一番良かったが、愛用の現代では重た目320g、r7クワッド(スピーダー675、本間アーマック864等)の方が打ち易く全然結果が良かった。私にはヴィザードより戻りの速いアーマックシャフトの方が全然合っていた。店員さんはアイアンも打たせてくれた。本間のポケキャビは美しく、格好良く、抜群の打ち易さ、打感を発揮した。カーボン・シャフト装着の物も打たせてくれたが、昔の本間のカーボンより固く、しなりを感じ取り難く、私にはスチール・シャフトの方が全然タイミングが取り易く結果が良かった。「有難う御座いました」と一声かけて、帰ろうとした時、事件は起こった。

 
店員さんは私のショットを後ろから撮っていてくれ、それを私に見せてくれたのだ。「ナナナナナント、アウトサイドイン軌道になっていた」。バック・スイングで右腰も少し伸び気味。「そりゃーイイ、ショット出んわ」。フェードを意識する余り出た傾向だ。「分かった」。

若い頃は意識しなくても勝手に動いていた身体。現在、いつ何処が動かなくなるか分からない身体。現在の自分のスイングに対する身体の癖を掴み何処をどう意識して置けば大怪我のない動き、ショットが出るか、「ポイントを掴みたい」。
 
早速、土日、吹田ゴルフ・センターで打ち込んだ。1日200発でもいいから週3回は打ちたいところ。私は次の事を気を付け一球一球噛み締めて200発弱打った。「マジやで」。

 
<スイング前半>
右足裏外転より両肩を回し左足(左膝)の内転を感じ取りながら右肘の折込を行う。私の場合、両肩を回すバックスイングが手打ちを防ぎ身体が使える。左膝の内転を意識しなければトップで右腰が伸び上がり「ギッタンバッコン」にもなり易くなっていた。
 
<スイング後半>
頭を残し切り、左足の踏み込みより、蹴りに近い外転でインから意識して左足で打つ。私の場合、左腰を使えば飛球線方向のスウェイ、腰の開きを誘発し易く、スライス、プッシュの原因となる。リズムは「モッタリ」だ。
 
<アプローチ>
短いアプローチでもシッカリ、タメを作る。その為にはアドレスで左足体重にしておくとやり易い。グリップの握り位置を漫然と握ってしまってはいけない。飛距離が大きく変わる。

 
あれほど打ち難かったドローも簡単に出せた。基本はストレート系が出る。DRはドロー操作、アイアンはフェード操作の練習が俄然進みアイアンのフェードは(同じ所から同じ状況で何度でも続けて打てる練習場では)スタイルが確立した。理想の弾道のフェイス、スタンスの開き具合アライメントが決まり基準が出来た。DRのドロー操作はマダマダ練習を要するが、危険回避のドローは打てそうだ。肘痛回避の打球制限でフェード操作の練習までは進まなかった。左腰を切れば良いだけだが本日のスイングでの曲がり幅を掴んでいない。FWはドロー、フェードと操作が切れた。
 
 
私はFWを今でも昔のキャロウェイ・ビッグ・バーサの超ディープ・フェイスを使用している。飛距離と操作性は抜群だ。スコア破壊クラブ5Wも練習場では上手く行く。しかし、3Wの球の上がりが落ちてきた。現代のシャローの3Wって打ち易く上がるのかな??。同じキャロウェイ3W300ydで話題になったX HOTの二代目X2 HOTスプーンを以前レンジで試打し打ち易かったので購入してみた。良かったら5,7Wを揃えても良いとも考えた。「X2 HOTスプーン打った」。愛用超ディープ・フェイスのビッグ・バーサと比べそんなに良くは無い。ビッグ・バーサの方が俄然飛ぶし操作性など比較にならないほど切れる。X2 HOTスプーンで良いショットを打った時、高弾道は出たが、ビッグ・バーサの3Wフェード・ショットと同じぐらいだ。いままでとは勝手が違うクラブで未だ結論を出すのは早く、コツを掴んでからの判断だがラウンドでは迷う事無く今までの超ディープ・フェイスのビッグ・バーサFW群はバッグから抜かない事となった。
 

今回の練習でインテンショナル・ショットを含めても全打球の80%はコースで使える球となった。様々な傾斜、ライ、景観、状況、体力、精神状態他の問題で練習場でのショットとラウンドでのショットは別物で練習場の出来はラウンドではまったくアテに出来ないが、自信をつけるのにも練習は欠かせない。同じ所から同じ状況でストレスもプレッシャーも無い状態で、何度でも続けて打てる練習場では、現段階でナイス・ショットでなくても良いから「90~95%」はコースで使える球を打たなければ。

 
本間ゴルフの店員さんのおかげで、論理的根拠に裏打ちされたナイス・ショットが連発した。3番アイアンもマダマダ上がる。少しでも自信が回復したか。結果はラウンドでやな。自分のスイング動画は見なアカンな。横着したらあかんな。本間ゴルフの店員さん「有難う」。

チェリーゴルフ猪名川コースに一人予約でラウンド申し込み入れているけど同伴者がつかない。「んんーーー」催行なるか。


マッスルバック、米国2大メーカーVS国産(1)。

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現在、私が所有しているマッスル・バック・アイアンは全盛時前期エースのウィルソン・スタッフ・ツアー・ブレード、全盛時後期エースのマグレガー・ターニー・クラシック90th、現在エース候補のミズノプロMP-33、他にミズノプロMS-11、ブリヂストン・レクスター・プロTM-20の5種が残っている。
 
 
その内、マグレガー・ターニー・クラシック90thのシャフトはDG R400で現在は重くて振れなくなってしまったがグリーンの美しいソケットが消えるのが嫌でリシャフトせずそのままにしてある(ひょっとしてヤフオク出品あるかも)。ウィルソン・スタッフ・ツアー・ブレードはDG SL S300にリシャフトしたがリシャフト当時は軽過ぎて現在、出番を待っている状態。しかし、夏場にかけ体力的な問題もあるので今回打ってみる事にした。「合うかも知れない」。ミズノ・プロMP-33は重量配分が今の私に有っている物に再度買い替え、グリップも私好みに差し替えた。同じくミズノ・プロMS-11は重量的にかなり振り易いのだが捕まり過ぎる上、フック・フェイスとなっていて好ましくなく置いてある。他にミズノで私の力に合ったプレシジョンFM5.5~6.0のクラブを探したが先ず5I:37.5インチ合わせと短い為、購入意欲に至らない。BSレクスター・プロTM-20はマグレガー・ターニー・クラシック90thをリシャフトする気になった時、シャフト取り用に安価だったので購入した。しかし、ミズノ・プロMS-11同様、現在の私のパワーにおいて振り易く、ヘッド形状もミズノ・プロMS-11の様に捕まり過ぎる様でもない。一度も使われずリシャフト用で置かれているのも余りに心許無い。ヘッドがスコッチ・タイプで余り好みではないが打ってみる事にした。「化けるかも知れない」。
 
 
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※現代で言えば何やら見てくれがヨネックスE ZONE MBと良く似ている。このアイアンは板厚が薄く案外パンチ力が有りませんでした。

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※自宅の絨毯での写真があると言う事は所有していたと言う事。し、残念ながら記憶に残っていませんでした。

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※ついでに紹介したいのが倉本モデル。形は下写真のスポルディング・トップ・フライトでほぼ同じものが有りますが中身の持ち味は双方まるで違いました。倉本モデルの弾道は超高速打球のベン・ホーガンと似ています。それより驚いたのは打感。このアイアンはロフトを立てて失敗しましたがみぞおちを思いっきり殴られた様な強烈なファクターの打感は今でも忘れられませんし、そんなアイアンはこの倉本モデルだけでした。ちなみにベン・ホーガンの打感は「ズシャーーー」と腹に響く最高峰の物でした。

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以前、全盛時DG R400S300を打っていた時期、BSのジャンボMTNⅢを打った事があるがヘッドが板チョコの様に薄くパンチ力に欠けた。加えて装着されていたプレシジョンのシャフトも当時はシックリ来なかった。同じBSのジャンボMTNⅢでもプロ・モデルのヘッド・形状は魅力的で現在でも振れるプレシジョンFM5.5~6.0の設定がある。昔、購入した事があるが記憶に残っていないので余り気に入らなかったのかも知れない。又、私は国産MBアイアンではミズノ派。しかも、他にMBが何セットもあるので再度、購入には至っていない。


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※刀で両断したようなシャープな打感は現在に渡り他に例をみていない。フェードが打ち易いアイアンでした。


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※買いましたよ。上野のアメ横で。現代の様にクラブが多様化していない時代。若いのに良く出した8万円。その分、スコアで返してくれました。それにしても「赤トップ」と形は似ていますね。「赤トップ」の刀で両断した様な打感はなく、写真下の905と打ち味がソックリ。「何十年経って同じクラブ作ってんだよ」って感じ。

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※バック・フェイス下部三角の肉厚の盛り上がりをバック・フェイス上部に持って行って貰いたかったですね。それが強い弾道、又、ロング・アイアンでも打球を高く舞い上げるパンチ力を生む。丁度、キャロウェイがAPEX MBでその形を出しましたね。今からでも遅くは無い。同じ様な形のMBばかりでなく、その形のMBを国産から出して欲しい。


パーシモン時代、スポルディング「赤トップ」が流行し私も欲しかったが若い私に30万もゴルフクラブに金をかける気も余裕もなく、BS OEMのスポルディング「赤トップ」を型取った「プロ・カスタム」と言うアイアンを8万円で購入した。当時BSMBは捕まりが良く、打感が良かった。「プロ・カスタム」は左に食い込んでから落ち際右に切れると言う良いフェード・ボールが出てくれた。今でもBSMBをたまに試打するが、X-BLADA905等、当時の「プロ・カスタム」の打ち味にそっくりな物もあり何か笑みがこぼれて来る。

 
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※この形好きなんですよね。他のCBと比べ弾道が強いのはバック・フェイスTバーの肉厚があるからですが、それより俺を使うなら「チャント、バック・フェイスTバー面で打てよ」って言う声が聞こえてくる。そんな強気のT-ZOID PROは私と意思が通じた。 


と言う事でマグレガー・ターニー・クラシック90th(DGS400)、ウィルソン・スタッフ・ツアー・ブレード(DG SL S300)、ミズノ・プロMP-33 (プレシジョン・ライフルFCM5.5)、ミズノ・プロMS-11(プレシジョンFM5.5)、BSレクスター・プロ(プレシジョンFM5.5)で夏場の私のパワーに合う物、意思の通じるアイアンを見定める事とした。又、現在合っているT-ZOID PROとも前述べのMB群を比較してみる事とした。


チェリーゴルフ猪名川コースの洗礼と猪名川ツーリング(1)

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話は遡るが東京から大阪に移転する前、住居や大阪の受け入れ準備を行うため4代目スカイウェイブ250Sタイプ CJ43Aで大阪に行った。3代目スカイウェイブ250 CJ41Aではオイル管理で注意を怠りエンジンブローさせてしまった為、それ以降は注意していた。それでも、4代目スカイウェイブ250Sタイプ CJ43Aは大阪吹田ICから中部地区岡崎で再度、エンジンブローしてしまった。

 
三井ダイレクト保険の対応は良い。再びたまたま高速バス停留所付近での事故で1時間ぐらい待ったか。レッカー車が来て岡崎の4輪と2輪を扱っている店に駆け込んだ。取り合えず様子を見てみるとの事で任せて東京まで帰る事にした。しかし、ココ、バスもタクシーも来ない・・・・・。どれだけ待ったか。タクシーを捕まえ岡崎まで向かった。その後、ローカル電車で名古屋まで。帰宅まで何時間かかった事か。しかし、この交通費は三井ダイレクト保険が返してくれた。

 
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5代目スカイウェイ250タイプS CJ43Aは大阪住之江付近の北加賀屋フューエルと言うビグスクばかり扱っている店で購入した。青で非常に綺麗。オイル漏れ、ハンドルの振られもなくスムーズに吹け上がった。CJ43Aはバブル期の産物。とにかく頑丈さ、安定感では他メーカーを寄せ付けない。しかしこのCJ43Aは4代目スカブと比較し身のこなしが軽くコーナーでもノーズが良く入る。ハンドルが切れていた。重厚感、安定性は4代目に譲るが5代目のこれはこれで良い。4代目に装着していたヨシムラサイクロンマフラーを5代目にも装着した。
 
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4代目ほどトルク、パワー感は感じなかった。5代目現スカブでは最高速120キロぐらいしか出していないが4代目では250ccで160キロ出た。もう、エンジンブローは嫌だし、現在バイクも趣味性を卒業し必需品としての位置づけが強い。「それでもやっぱりバイクは良いな」。

 
雨の御堂筋で直進ブレーキにてロック。数10mバイクが振られた。立て直したが今までの経験からロックする程のブレーキの強さでは無い。ブレーキは非常にコントロール性能に優れた社外品に変えられていたが、食いつきも強かった。その後、即、溝減りタイヤを南海部品でBSのフープに前後交換したが、ハンドリングがよりシャープになった。もうバイクで東京大阪間を往復することもないだろう。バス旅行に行ってもいつも霞掛かって見えなかった富士山だったが、新幹線で東京を最後にした時の富士山は絶景で私を見送ってくれたかの様だった。

 
6月28日(日)、チェリーゴルフ猪名川コースプレイを一人予約で入れた。同伴競技者が付き、プレイ日を待ったがなんと同伴競技者は直前でキャンセルを入れて来た。6月28日(日)、チェリーゴルフ猪名川コースラウンドは不催行となった。仕方なく私は7月5日(日)再度一人予約を入れた。天気予報が雨だったので再びキャンセルが出ないかとハラハラしたが、プレー催行は決定した。当日は雨も降らず昼からは晴れ、最高のプレー日となった。

 
猪名川町と言うのはちょっとした観光地でこの時期、シーズンでバイク・ツーリングも多い。猪名川町には嫁の実家もあり、私は7月5日、チェリーゴルフ猪名川コースラウンドに猪名川ツーリングを兼ね、プレー後、嫁の実家に顔を出す事とした。



チェリーゴルフ猪名川コースの洗礼と猪名川ツーリング(2)

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20数年前、嫁との結婚前、当時実家にいた嫁とデートをする為に猪名川町には良く通った。今では道路や町並みも様変わりしチェリーゴルフ猪名川コースへの道のりを迷ってしまった。迷走中、新名神高速道路の現場に出くわし始めてこの建設を知った。この時期の猪名川は名所の猪名川渓谷、屏風岩等景色が美しく気候も涼しい。頬を撫ぜる風切る感触はバイク乗りに取ってはたまらない至福の一時だ。


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しかし、山道等見通しの利かないカーブで車にはらまれたらライダーは即死する。そんな事も注意する事が出来ないライダーはセンスが無さ過ぎる。いち早く対向車を視認出来る道路の外側を走る事は考えたら分かる事だ。ついでに言うと止まっている車のすぐ脇を平然と走り抜けるバイクがいる。車の扉が突然開く事を予期し1.5mは車から離れて走る必要性がある事は必然的に分かる筈。そんな危険予知センスがないライダーはバイクに跨る事をやめた方が良い。「危険だ」。運転中、バイクが見えている4輪ドライバーは残念ながらほぼ皆無と言う現実を常に認識する必要がある。

 
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話は逸れたが麓には源氏ゆかりの社寺「多田神社」が位置している。しばらく走っていると途中、道の駅「いながわ」が出来ていたり、若い頃、良く通った「猪名川サーキット」の看板も目に付き「未だあるんだなあ」と懐かしく思えた。嫁の実家からチェリーゴルフ猪名川コースまでは10分もかからないところだった。

 

チェリーゴルフ猪名川コースの洗礼(3)

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標高613mに位置された高原「チェリーゴルフ猪名川コース」の涼しさ、開放感、爽快感、景色の美しさ、空気の美味さは最高だった。「ここは極楽浄土か天空か天界か」。「まるで天国に来た気分や」。バブル期の産物であるこのゴルフ場には随所にそれらを思わせる庭園風な施しもなされていた。只一つ問題は練習場。ショットの練習場は無く、パター練習場は平坦箇所が無く、良くある話ではあるが、コースのグリーン状態と芝の質からして違い過ぎる事だ。喫煙室も欲しかった。


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丁度この時期、LPGAの藤田幸希プロがチェリーゴルフ所属契約を交わし、サンバイザーも「チェリーゴルフ」のネーミングが入った物を被って戦うらしい。最近、このチェリーゴルフ猪名川コースで藤田幸希プロとニアピン対決の企画があったのだが、時間が取れず非常に残念な思いをした。


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さて、このチェリーゴルフ猪名川コース。環境の快適さとは裏腹にコースはすこぶる厳しい。だから私はココをホームに選んだ。会員募集していないのが残念で堪らない。


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※「何でクマモンやねん???」。

 
コースを紹介して置くとフェアウェイは狭く左右共に必ずOBが有り、非常に池が利いている。フェアウェイはキツイ大きなこぶ、うねり、傾斜がグリーン周辺まで連なっている。加えて当然の様に高低差の激しい打ち上げ、打ち下しも存在する。グリーンは極めつけで全てのグリーンが長いところで50ydを超える巨大さ。ポテトチップス上にうねりまくっている上、2~3段は当たり前。ガードバンカーは深いアリソン系でピンまで40、50ydと長い距離を打たされる(グリーンが巨大な事もあるが)ケースが多く、グリーンのラインに乗せる事と相まって難しい。

そして、ティ・ショットでもグリーンを狙うにも景観的にことごとく甚大な恐怖心を与えられる。全てのショット一打一打、常に恐怖心と戦わされるのである。自分の心の中の自信のなさ、迷いに容赦なくメスを入れてくる。思い切って勇気を出しても経験、技術に裏打ちされた自信、実力がない限りクリア出来ない。通常、ショットの精度、ライの対応、グリーン上でのタッチ等がアマのコース・プレー領域でこんな厳しいコースは中々見た事も聞いた事も無く、出くわした事もなかった。現状、無いのはラフの厳しさだけか。


これだけ揃った難しい状況下では1回のミスが1打数で終わらない。1回のミスがドンドン困難な状況を招き2打、3打と打数を重ねさせられて行くのである。コース・レートは72台で総距離と共に山の原GC山の原コースを越える。170~180ydを打つ機会も多くロング・アイアンを多用させられる。ここでは3ホールに1回ぐらいの割りでパーを取って行く80台でラウンドするゴルファーで、100を切る程度に止めさせられる事であろう。


チェリーゴルフ猪名川コースの洗礼 ラウンド前編(4)

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<本日のクラブ・セッティング>
DR:テーラーr7クワッド9.5度(380cc適合)本間アーマック864(S)
W:キャロウェイ・ビッグ・バーサ・ホークアイ(S
W:キャロウェイ・ビッグ・バーサ・ホークアイ(S
3~9I:ミズノT-ZOID PRO ライフルFCM5.5
P,S,LW:リンクス・マスター・モデル・プレミアム・エディッション DGSL300S)
パター:Yes マレット型
ボール:タイトリスト PRO V1x


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INNO10本日スタートホール。左OB、右池。私に現在フェアウェイ左のバンカー越えを狙って行くパワー、自信はない。ここではショットの練習場がなかったので身体の状態が分からない。結局、下半身が動いておらずフックで左OB。フェアウェイのうねり、コブ、傾斜も写真で見るよりすこぶるキツイ。


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INNO18ホール。左OB、右池。フェアウェイ左の林を狙いフェードを放ったが打球は池方向へプッシュ・アウト。今の私に池を越える飛距離は無かった。「ポチャン」。。

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OUTNO2ホール。崖の先に細く見えるのがフェアウェイ。フェアウェイ左の林の向こうは大きな池がパックリ口を開けて待ち構えている。度胸一発フィニッシュまで一気に振り切る。打球は空を切り風を裂き、フェアウェイど真ん中へ。しかし、2打目の3Wが左の池に。狙いより10yd逸れただけだったが・・・。「それにしても大きなグリーンや」。

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OUTNO3ホール。「谷越えせなシャー無いやん」。「どこいら辺狙っていけばいいの?」。


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OUTNO5ホール。「あの入れたらアカン、バンカーに入ってモタ」。言っている通りアゴが高いのに長い距離打たされる。ピン下2mにつけたが1パットならず、「残念」。

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「写真に写っている人、何パットで収めたのだろう?」


~後編へ~

チェリーゴルフ猪名川コースの洗礼 ラウンド後編(5)

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OUTNO6ロング・ホール。この鰻の寝床ぐらいのフェアウェイで高低差の激し過ぎ打ち下し。且つ左右OB。ティ・ショットは3Iを握ったが恐怖で身体が止まったか、腕に力が入ったかフックでOB



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OUTNO7ホール。横には長いが縦には非常に短く池が利いている。7Iでフェードを放ったが曲がりすぎてグリーン周辺のコブに捕まった。



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OUTNO9ホール。ティ・ショットはマネジメント通りフェアウェイ左へ。しかし、ランが出すぎてフェアウェイ左、林の手前上り斜面に。そこから、4Iでナイス・ショット。3打目、PWでパーオンの筈だったが、急な上り斜面、クラブが鋭角に入り過ぎ、距離が出ず絶対入れてはいけないバンカーに。砂は数日続いた雨ビッシリ吸い込んでおり想像以上に重く1回で脱出不可。2回目ピッチングでフル・エクスプローションをくれてやったが、グリーンは未だ先。PWのミスで2回多く打たされダボ。

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うねりとコブと傾斜のフェアウェイ。グリーン・エッジまで50ydでは利かないフェアウェイ・センターでパックリ口を開けている、絶対入れてはいけないガード・バンカーへ。

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何番ホールか忘れましたが写真以上にキツイ傾斜。6パットしている人がいた。爆)まあ写真では分かりませんがフェアウェイは狭く、うねりまくった傾斜はキツイです。では結果はいかに。

チェリーゴルフ猪名川コースの洗礼 最終章(6)

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楽しみにしていた50yd巨大ポテトチップス2~3段グリーンはピンの近くにつけるので余り味わうことが出来なかった。唯一、味わえた上り2段、10mのパットはカップ20cmにつけ2パットと言う結果となった。グリーンは大きさの割りに間口の狭い縦長になっているため案外パーオンしない。パーオンし出したらロング・パットも出てくるだろう。途中、LWで軽いシャンクが出だした。SWでは出ない。あれで3~4打は損をしている。少し、サボっていたが部屋でLWでの1円玉拾いを決行することにした。得意のバンカー・ショットも昨日まで降り続けた雨で強烈に重くなって力が必要だったり、砂がしまって飛び過ぎたり、久々にバンカーで良い経験をさせて貰った。ドライバーもアイアンも寄せもパターも悪くはなかった。少しの曲がり、チョットしたミスがドンドン深みにはまって行く難コース。打数ばかりがかさまされて行く。「厳しかった」。

 
ここでは狭く恐怖の景観でのティ・ショットでのOBと言う事も有りますが、キツイこぶ、傾斜からのセカンドで狭いフェアウェイ両サイドのOB、池にも吸い込まれ易くダブルで来ている上、グリーン付近まで持っていけば平坦なところからウェッジで落としどころを決めて寄せと言う訳には行かない。グリーン周辺も大きなこぶでうねりまくっていることが多く、とんでもない格好でアドレスさせられることも少なくない。ガード・バンカーに入れる様な事になれば深く高いアゴのアリソン系にも関わらず距離のあるバンカーショットを強いられ、パーオンしても下手に乗せれば巨大ポテトチップス2~3段グリーンの餌食になる。常に恐怖と緊張を強いられるのである。

 
「3ホールに1度パーを取っていく割合の80台ゴルファー」とは現在の私の状態である。本日は偶然3人とも同じぐらいの実力であったが皆「100」を切る程度に甘んじさせられた。本日の結果は
 
パー  5ホール
ボギー 4ホール
ダボ   7ホール
トリ    1ホール
+4   1ホール
 
1パット 6ホール
2パット 12ホール
 
IN48(16)、OUT49(14)、TOTAL97(30)となった。
 
 
今回初めてのラウンドと言う事もありましたが、90台半ばから前半まではすぐ行くでしょう。しかし、ここではラウンドを重ねてもスコアは大幅に縮まって行く事はないでしょう。「ちょっと曲げてもセーフ」なんて有りませんから。10yd逸れたらトラブル。ミスの許容範囲はすこぶる狭い。ショットに自信、確信が持てないと80台は狙えません。私の場合、ショットがグリーン方向に向かって行く程度で悪い状態。グリーンを狙っていける状態で「まずまず」、グリーンの中のポジションを狙っていける状態で「良い」となります。全盛期ではここで言う「良い」が普通の状態。今では「まずまず」を作っている段階。

 
「虚」でない「真」の地道な積み重ね、積み上げの継続無しに「真」の「自信」は得られない。コンスタントに80台前半がいつ出せるか分からないがチェリーゴルフ猪名川コースのラウンドは続ける。流石にコースレート72台。東京時代コースレート73台の茨城県セベ・バレステロスGCでもここまで苦労した覚えはない。「私が下手になったと言う事だ」。チェリーゴルフ猪名川コースが普通のコース感覚になるまでにどのぐらいかかるのだろうか。逆に言えばここで納得できるラウンドが出来れば70台が見えると言う事だ。
 
 
それと本日一人、MB使っている人がいた。「コツン」と言う打音で山なりボール打ってMB打てているつもりになっていた。MBは「クシャーー」と言う打音で基本、二次曲線的に大空に高弾道で舞い上がるモンやで。私の御株であるMBを使えていない事が非常に「悔しかった」。現在、私に取ってMBは付き合い難い事情が出来て来ている。MBは豊富な練習量と合わせパワーとヘッド・スピードを持ち合わせていないと有効活用し難い。ロング・アイアンで高弾道を出せるパンチ力のあるMBもそれを引き出すパワーが必要。ロフトも寝ていて、せめて150ydを7Iぐらいでは打ちたいところだ。パワーが無ければ悪戯に長い番手が必要となって行くだけになり、芯が小さい事と相まって難しいだけとなる。現状の私は右肘の怪我、体力面での練習量の問題とパワーの低下でMB対応が厳しくなって来ている。しかし、後進の為に「本当のMBの打球見せたらなアカンな」。MB復活は私にとって避けて通れない道なのか。「意地もある」。

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私のアイアン・ショットのターフ。薄く長く中々、理想的。やはり私にソール幅の厚いアイアンは不用だ。
 
 
私はガード・バンカーが得意だ。だから余り気にしない。不思議とラウンドでもガード・バンカーには捕まらない。現在、パッティングも自信を深めつつある。今回の難グリーンも30パットで終えた。実力があれば困難な状況でも普通にクリア出来る。何故ここでショットの難しさばかりが自分の中でクローズ・アップされるのか。それは現段階で「ショットが下手糞なだけなのである」。現在の3ホールに1回のパーを全盛期の3ホールに1回ボギーのペースに戻す。

 
「60歳間近やけどまだまだやるで」。


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